ポーター・J・ゴス
テンプレート:Infobox Congressman ポーター・ジョンストン・ゴス(Porter Johnston Goss、1938年11月26日 - )は、アメリカ中央情報局第19代長官。
パーソナル
ポーター・ゴスは、コネチカット州のウォーターバリーに生まれた。1960年、イェール大学文学部卒(古典ギリシア語を専攻)。イェールの同期生には、国連大使・国家情報長官・駐イラク大使を務めた外交官のジョン・ネグロポンテがいる。ゴスは、スペイン語とフランス語を解する。
妻帯。4人の子供と11人の孫を有する。
CIA工作官としてのゴス
1960年イェール大学文学部卒業後、CIA入局。作戦本部工作官として中南米(キュ-バ、ハイチ、ドミニカ、メキシコなど)、欧州に勤務。
1970年、稀な伝染病にかかり、危篤状態に陥る。CIAの同僚は、彼にフロリダ州のサニベル市で静養するように説得した。1972年、CIAを退職し、サニベル市で小ビジネスのオーナーとなり、新聞社を設立した。サニベル市の自宅は、同じような過去を持った退役情報機関員にとって憩いの場でもあった。
政治家としてのゴス
1974年、彼は、サニベル市議会に選出され、間もなく、サニベル市長となった。1983年から1988年まで、リー・カントリー理事会の理事となり、その内2年間は理事長を務めた。
1989年、共和党から米下院議員に選出され、以後ほぼ16年間フロリダ州を代表した。下院において、彼は1997年から情報委員会委員長、2001年9月11日後に設置された下院合同調査会で副議長を務めた。CIAに対して、支配権を握るようになる。
下院議員として、ポーター・ゴスは、アメリカ軍のイラク侵攻、サッダーム・フセイン体制の打倒、対テロ活動の予算増加、並びに2003年度のイラク及びアフガニスタンでの軍事作戦への追加資金の割当に賛成した。
またゴスは、いわゆる「アメリカとの契約」の署名者の1人であった。これに署名した政治家は、情報部及び軍の予算の増加、並びに国連指導下でのアメリカ軍の行動の拒絶等を規定する国家安全保障制度回復法案を下院に提出する義務を負っていた。
CIA長官としてのゴス
2004年8月10日、ジョージ・W・ブッシュ大統領は、「ポーター・ゴスは、諜報とテロ対策の大きな経験を有するリーダーだ。彼は、CIAを余すところなく知っている」と表現しつつ、ゴスをCIA長官に推薦した。ゴスの推薦は、米上院により77対17で承認され、2004年9月24日、7月にイラクの大量破壊兵器保有問題で「重大な間違い」をしたとして退任していたジョージ・J・テネットの後任として、CIA長官に就任した(中央情報長官としては、2005年4月21日まで)。なお、2004年7月11日から2004年9月24日までは、ジョン・E・マクラフリンがCIA長官職を代行していた。
CIA長官就任以来、ポーター・ゴスには、国家情報長官ジョン・ネグロポンテや、CIA高官との紛争が伝えられている。特に、作戦本部(ゴスの下で国家秘密本部(National Clandestine Service)に改編)と防諜センターとの紛争が知られている。紛争の本質は、ゴスが諜報の重点を技術的手段からHUMINTに移そうと試みたことにある。
ゴスの改革の結果、中央情報副長官ジョン・E・マクラフリン、行政本部長バジー・クロンガード、情報本部長ジャミ・ミシック、作戦本部副部長ロバート・リチャーが辞任し、2004年11月には、作戦計画の立案を担当していた2人の高官、スティーブン・カペルスとマイケル・サリクも辞任した。2006年2月には、防諜センター長ロバート・グリナーも辞任した。グリナーは、辞任前日、ビンラディンとザルカウィを捕まえられなかったことで辞任を迫られたと同僚に電子メールを送った。元CIA職員達は、マスコミを焚きつけて、ゴスの改革の批判キャンペーンを展開した。(さらに、ヨーロッパ、中近東、アジアの工作責任者含め三十数人)
2006年2月、ゴスは、内部情報の漏洩に対する調査を開始するように指示した。ゴスは、「非常に小規模なグループ」がジャーナリストへの秘密情報の提供に従事していると確信するメールを全職員に送った。また、CIA指導部は、プレスとの無許可の接触が年金資格を失わせることにもなると退役職員に警告した。
2006年5月6日、ブッシュ大統領は、ゴスの辞表を受理した。在任は、2年に満たなかった。この際、ブッシュは、「彼は自分の官庁を上手く指導した。彼は、分析官と工作官増員の5カ年計画を作成した」と指摘した。
外部リンク
- Porter Goss: The Last DCI — biography at CIA.gov
- Porter Goss — biography at Spartacus Education
- Porter Goss — biography at NNDB
- Pentagon cheers CIA shake-up
- Goss says CIA leak not worthy of committee action
- GOVEXEC.com: Rep. Porter Goss
- Sources: Goss front-runner for CIA post
- Porter Goss as CIA Director?
- OnTheIssues — Porter Goss
- Opening statement of Porter Goss to the Senate Select Committee on Intelligence, on September 14, 2004
- U.S. Senate voting record for the confirmation of Porter Goss
- Wikipedia 'shows CIA page edits'
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|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
ラリー・コンベスト
テキサス州
|style="width:40%; text-align:center"|下院情報問題常設特別調査委員会委員長
1997–2004
|style="width:30%"|次代:
ピート・ホークストラ
ミシガン州
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