ボスパックン

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ボスパックン (Petey Piranha) は、任天堂が発売したコンピュータゲームソフトのシリーズ、マリオシリーズに出てくる架空のキャラクター。

概要

パックンフラワーの突然変異。クッパより大きい体格、物を持ったりのように使い飛行できるまでに発達したひまわりのような花びら、ビキニパンツを思わせる水玉模様のパンツを履いている等インパクトの強い姿をしている。また、捕虫器官の人間で言うにあたる部分は通常のパックンフラワーと違い緑色となっている。基本的に自立歩行できるがをはることも可能らしい。パックンフラワーと同様の奇声を上げ、あらゆるスポーツで奇抜なフォームになっているなど、今までのマリオファミリーより非常に個性の強いキャラクターとして定着している。ストーリー性を持ったゲームではクッパに加担しているが、それ以外のゲームではマリオ達に加担している。『スーパーマリオサンシャイン』で初登場してからは破竹の勢いでマリオファミリーとして定着した。

クッパ以上の巨体を持つ為、「それまでの作品で最重量キャラだったクッパよりも更にワンランク上の重量パワーキャラだがクッパより足が遅い」という立ち位置を与えられることが多く、それ故に隠れキャラとして登場する事が多い。

登場作品における位置づけ

スーパーマリオサンシャイン2002年
初登場作品。最初に訪れるステージ『ビアンコヒルズ』の大風車の頂上に陣取り、ドロを吐いて住民を困らせていた。マリオが登場し大声威嚇するがその衝撃で足場を壊して転落してしまい、ボスパックンとの対戦前のムービーを見る限り、ギャグキャラクターとしての路線はすでに決まっていたようだ。植物だが水に弱く(ある程度の耐性はある)、泥を吐こうとして口をあけたところに目いっぱい放水すると、飲み込んだ水で満腹になって倒れる。そこにヒップドロップを3回当てれば倒せる。この後再戦することになるが、野外ということもあって飛行する、竜巻を起こすなど少しだけ手強くなっている。ちなみに、彼と再戦する前には昼寝をしている。
マリオゴルフ ファミリーツアー2003年
隠しキャラとして登場。プレイヤーキャラとしてはこの作品が最初。ドンキーコング以上に奇妙な片手打ちをし、説明書にはクッパが一番の飛距離を出すと書かれているがそれは初期キャラの範囲。本当に全キャラ中最高の飛距離を叩き出すのはボスパックン。スターキャラになると恐ろしい飛距離(300y)のショットを打つ。応援メッセージを見る限り、割とラフな言葉遣いをするようだ。なお、説明書には掲載ミスなのかクッパJr.、テレサ、ニセマリオ、ボスパックンの隠しキャラ4人が表記されている。この作品からマリオシリーズに頻繁に登場するようになった。
マリオカート ダブルダッシュ!!(2003年)
隠しキャラとしてキングテレサとともに参戦。当たりに非常に強いフラワードッカンを駆る。すべてのスペシャルアイテムを使用出来る。
マリオテニスGC2004年/2009年
隠しキャラとして登場。ハナチャンとダブルスを組んでいる。相手を後ずさりさせるパワーと非常に長いリーチを持つ反面、走るのが非常に遅く、また打った後に大きな隙が出来るといった欠点を持つ。スペシャルショットでは吐いた泥から生み出すドロドロパックンに代わりに打ってもらうという技を使う。
スーパーマリオボール(2004年)
草原ステージのボスとして登場。スーパーマリオサンシャインと似たような状況でのバトルとなるが、地面に根を下ろしている状態でマリオと戦う。
スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール2005年
隠しキャラ。ワリオグレーツに所属している。あろうことか一切野球道具を使用せず、バット代わりに葉(手)、グローブ代わりに捕虫器官(口)を使っている。メインキャラでないのにもかかわらず、パワー・肩力共に全キャラクターで1,2を争う実力で、キングテレサと共に愛用する人は多い。しかしキングテレサと違い不器用であり守備力には乏しく足も遅い。ボールを吐き出して投げるのでわかりにくいが左利きである(初期設定であり変更可)。相性の良いキャラクターはキングテレサ、ドンキーキャサリンである。
役満DS(2005年)
隠し対戦相手として登場。麻雀の腕はキノじい、クッパに次いで3位とかなりのもの。
スーパープリンセスピーチ(2005年)
ボスキャラクターとして登場。口をあけたところに大量の涙を流し込んで倒れたところを踏んで倒せる。今作ではプチパックンを生み出してくる。
マリオ&ルイージRPG2(2005年)
ボスキャラクターとして過去の世界に登場するが泥は吐かない。現代のボスパックンの泥はクッパ Jr.のマジックブラシと同じ効果を持つため、マジックブラシの力を借りているのかもしれない。ほかにも地面にもぐり、ジャンプを無効化してくる。
New スーパーマリオブラザーズ2006年
ワールド5のボスとして登場。泥は吐かないが飛行能力を存分に駆使してくる。足場が氷で滑りやすくなっているので、苦戦を強いられる。
マリオバスケ 3on3(2006年)
デイジーガーデンでゴールの代わりをしている。起きている間はダンクを阻止してくるなど少し迷惑。何故か二匹存在している。
マリオストライカーズ チャージド2007年
プレイヤーキャラクターとして登場。やはり隠しキャラ。本作ではマリオキャラクターは相手を威嚇したり等通常よりハードな描写がなされているが(普段は穏やかなドンキーコングでさえカメラを破壊したりとかなりアグレッシブ)、もともとふてぶてしいボスパックンはあまり変わっていない。とりあえずパワーがやけに高いのは確か。メガストライクの時花粉らしきものを出している。
スーパーマリオギャラクシー(2007年)
巨大な恐竜のような体を持った「ディノパックン」というボスパックンによく似たモンスターが登場する。詳しくはパックンフラワー#個別を参照。
大乱闘スマッシュブラザーズX2008年
アドベンチャーモード「亜空の使者」にボスとして登場。ピーチゼルダを鉄の檻カゴに監禁し、激しく振り回すなどかなり横暴になっている。詳細は、亜空軍を参照。
マリオカートWii(2008年)
パックンカート(重量級カート)」という本人そっくりのマシンが登場する。重さが非常に高く、最高速もある反面、その他の能力が平均以下という特徴を持つ。ファンキーコングでこのカートに乗るとボスパックンと同じ色(赤)になる。
スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール(2008年)
前作『ミラクルベースボール』に引き続き登場。相変わらずのパワーを誇る。なお、最初から選べるキャラクターとして登場しており、ボスパックンが初期キャラクターとして登場したゲームは本作が初めてである。本作ではドンキーとの相性が普通になった代わりに、新キャラであるゲッソー、ハナチャンとの相性が良くなっている。
スーパーマリオギャラクシー2(2010年)
前作『スーパーマリオギャラクシー』のディノパックンの幼体で、やはりボスパックンにそっくりの「ディノパックンJr.」が登場。また、ディノパックン自体も再び登場する。
MARIO SPORTS MIX(2010年)
デイジーガーデンに登場する。バスケでは、マリオバスケ3on3と同じ役割をしている。ドッジボールでは、パスすると代わりに投げてくれるが、ゲロを吐いて試合の邪魔をする。
ペーパーマリオ スーパーシール(2012年)
ペーパーマリオシリーズ初登場。ワールド5のボスとして登場。初登場するや否やいきなりマリオのお供のルーシーを捕食、その他にもノコノコやシールまでも飲み込んでいるほど悪食になっている。

関連項目

テンプレート:Mario character テンプレート:マリオカートシリーズの登場レーサーテンプレート:Asbox

en:List of Mario franchise characters#Petey Piranha pt:Anexo:Lista de personagens da série Mario#Petey Piranha