フォッカー E.III
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フォッカー E.III(Fokker E.III)は第一次世界大戦初期のドイツの戦闘機である。機銃同調装置をつけて、プロペラの回転面内から射撃することができるようにした最初の戦闘機の1つである。第一次世界大戦時のフォッカーの単葉戦闘機にはE.IからE.IVまでバリエーションがあるが、E.IIIが最も多く作られた。
1915年に西部戦線に登場して、連合軍戦闘機を圧倒し、連合軍側がニューポール 11などの新鋭機を投入する1916年まで「フォッカーの懲罰」という言葉を生むほど活躍した。
機体の外形はフランスのモラーヌ・ソルニエ H型のコピーであるが、胴体の構造はこの後フォッカー社の特徴になる鋼管溶接構造が採用されている。
スペック
- 全長: 7.20 m
- 全高: 2.40 m
- 全幅: 9.52 m
- 全備重量: 610 kg
- 自重: 400 kg
- エンジン: Oberursel U I Umlaufmotor von 74 KW / 110 PS
- 最高速度: 141 km/h
- 巡航速度: 120 km/h
- 最高到達高度: 3,660 m
- 航続距離: 220 km
- 武装: MG 08/15 7.92 mm ×1または2