バルトロ氷河

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox glacier

バルトロ氷河(バルトロひょうが、テンプレート:Lang-en-short)は、カラコルム山脈中央部にある氷河である。シアカンリ峰西方の雪原に発して西へ、次いで北西へ流れ、標高4720メートルのコンコルディアゴドウィン・オースティン氷河を合わせた後、北のバルトロ・ムスターグ山脈と南のマッシャーブルム山脈の間をゆるやかな弧を描いて西へ流れる。末端は標高3530メートルの氷舌である。バルトロ氷河の全長は約69キロメートル、幅は最大3キロメートルである。シガール川水系に属するビアホ川の水源である。ビアンジェ氷河ムスターグ氷河エルマネンドゥ氷河など支氷河が多い。

インド測量局のゴドウィン・オースティン1861年に初めてムスターグ氷河合流点まで探検し、コンウェー1892年コンコルディアを経てバルトロ・カンリを試登した。1902年エッケンシュタイン1909年アブルッツィをはじめ、多くの探検隊の活躍の舞台となっている。

関連項目