ハゲタカのえじき
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハゲタカのえじき(Hol's der Geier)は、ドイツのカードゲーム。
- 作者は、アレックス・ランドルフ。
- 発売は、ラベンスバーガー社。日本での発売は、ツクダ プレイシングス社及び、メビウスゲームズ社。
- プレイ人数は、2~5人。
1988年、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート。
ゲームの概要
プレイヤーは、それぞれ1~15の数字が書かれた15枚のカードを手札として持つ。それとは別に、10~-5の数字が書かれた得点カードが、シャッフルされて山札となっている。
山札から得点カードを1枚オープンする。プレイヤーは開かれた得点カードに対して、手札から任意のカードを1枚選択する。全員が選択したら、同時にオープンする。全員のカードを比べて、得点カードを獲得するプレイヤーを決定する。得点カードがプラスの場合、出したカードの数字が一番大きい者が獲得する。得点カードがマイナスの場合、数字が一番小さい者が獲得しなければならない。ただしここで、プレイヤー同士で同じ数字を出した場合は、その数字は無効とされ、次点のプレイヤーが獲得する。
使った手札は捨てられ、再利用不可。15ラウンド行い、合計得点の多いプレイヤーが勝ち。
ゲームの特徴
手札の中で最強は15、得点カードの中で最も価値の高いのは10点。だからと言って、10点カードに15を出そうとしても、誰か他のプレイヤーも15を出すと無効になるのだから、悩みどころである。誰かが漁夫の利を得たり、避けよう避けようと思って結局同じカードになったり、なぜかいつも気の合う二人ができたり、大笑いな展開となるファミリーゲームである。
反面、相手の使ったカードを覚えておくような上級プレイヤー同士だと、高度な心理戦ゲームにもなりうる。
ルールはシンプルで、子供や初心者も楽しめる。プラスカードの子ネズミのイラスト、マイナスカードのハゲタカのイラストが、いかにもヨーロッパ風な絵柄で楽しい。
関連項目
外部リンク
- ラベンスバーガー社内紹介ページ(独語)