ノースロップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Infobox ノースロップ(Northrop Corporation)は、アメリカ合衆国で創業した航空機メーカーである。1994年にグラマンと合併して、ノースロップ・グラマンになった。 ウォーターゲート事件の捜査でニクソンへの不正献金が発覚、その後のロッキード事件へと波及した舞台となった会社である。
沿革
ノースロップの創業者、ジャック・ノースロップ(John "Jack" Knudsen Northrop、1895年 – 1981年)は、自分の名前をつけた会社を3度設立している。
最初はロッキードの独立後1927年に設立したノースロップエアクラフト(Northrop Aircraft Corporation)であるが、1929年にユナイテッドエアクラフト(United Aircraft and Transport Corporation)に吸収された。親会社がカンサスに移るとジャック・ノースロップはドナルド・ダグラスと協同でノースロップ(Northrop Corporation)をカルフォルニアに設立した。1937年にダグラスと別れて、工場はダグラス(後マクドネル・ダグラス)の工場になった。
1939年に再び設立された第二次ノースロップ(Northrop Corporation)は、彼の死後1994年まで継続しグラマンと合併した。1940年代にいくつかの先進的な無尾翼機の開発を行なっている。
なお、世界最大の翼竜であるケツァルコアトルスのタイプ種には、ノースロップの功績を称えてケツァルコアトルス・ノルトロピ(テンプレート:Snamei)という学名がつけられている。
機体リスト
- ノースロップ・エアクラフト
- アルファ
- ベータ
- ノースロップ(第一次)
- ガンマ
- A-17 ノーマッド
- BT-1 艦上急降下爆撃機
- XBT-2 - 後のダグラスSBDドーントレス
- デルタ
- ノースロップ(第二次)
- N-3PB
- P-61 ブラック・ウィドー
- YB-35
- XP-56 ブラック・バレット
- XP-79 フライング・ラム
- YB-49
- N-32レイダー
- F-89 スコーピオン
- X-4 Bantam
- F-5 フリーダムファイター
- T-38 タロン
- YA-9 - 試作のみ
- YF-17 コブラ - 試作のみ F/A-18 ホーネットの原型機
- F-20 タイガーシャーク - 試作のみ
- B-2 スピリット
- YF-23(マクドネル・ダグラスと共同開発) - 試作のみ