ネムキ
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『ネムキ』は、朝日新聞出版が発行していた日本の少女向け漫画雑誌。1991年、朝日ソノラマが『眠れぬ夜の奇妙な話』の誌名で創刊。2007年9月に同社が会社清算手続きに入ったため、同年10月から朝日新聞社出版本部が発行を引き継ぎ、2008年4月から朝日新聞出版が発行。隔月刊(奇数月刊)。2013年1月号(2012年12月発売)をもって終刊した[1]。発売日は刊行月の前々月(偶数月)13日だった。なお一部連載作品は2013年4月に朝日新聞出版が創刊する「Nemuki+(ネムキプラス)」にて連載が継続される[2][3]。
誌名の『ネムキ』は旧誌名の略が由来。キャッチフレーズは「オモシロ不思議いっぱいの少女コミック誌」で、対象読者は中学生から「普通の漫画に飽きたオトナ」まで。
発行の変遷
1991年、『月刊ハロウィン』(朝日ソノラマ)増刊として創刊。その後、『眠れぬ夜の奇妙な話 ネムキ』に誌名を変更。『月刊ハロウィン』の休刊後は、『ほんとにあった怖い話』(朝日ソノラマ)増刊として発行された。1996年、同年5月号(通巻31号)から隔月刊誌として独立創刊。その後、誌名を『ネムキ』と変更。
執筆陣
(括弧内は作品例)
- 今市子(百鬼夜行抄)
- 伊藤潤二(死びとの恋わずらい)
- 川原由美子(観用少女:プランツ・ドール ななめの音楽)
- JET(螺旋のアルルカン 綺譚倶楽部)
- 波津彬子(雨柳堂夢咄)
- 諸星大二郎(栞と紙魚子)
- オオノサトシ(墨野ん家の事情)
- TONO(チキタ★GuGu)
- 篠原烏童(週末に会いましょう 1/4×1/2(R))
- ますむらひろし(ギルドマ)
- 夢枕獏(キマイラ群狼変:イラスト天野喜孝)
- 高橋葉介
- 浜田翔子
- 榎本ナリコ(時間の歩き方)
- 岩岡ヒサエ(星が原あおまんじゅうの森)
- 魚住かおる(悪霊退散大作戦)
- 松本英子(謎のあの店)
- 原作:れらく、作画:夢路キリコ(カラスの鳴かぬ日はあれど)
- そのほか
うぐいすみつる(タコちゃんの青春シュビドゥバダ)、BELNE(異端文書)、オガツカヅオ(リャンちゃん、りんたとさじ)、あららぎるるる(ぽくぽく)、吉沢ともこ(気楽なパルン)、星野之宣 、三原ミツカズ、大橋薫、加門七海、猪川朱美、魚住かおる、フジタカヲリ、鷲巣義明、白土ゆうこ、笹公人、AYA、ほか。
脚注
外部リンク
- ネムキ(朝日新聞出版)
- ↑ ネムキ終了のお知らせ
- ↑ 雑誌ネムキが終了、「百鬼夜行抄」など主要作品は新雑誌へ - コミックナタリー、2012年12月13日
- ↑ ネムキ連載作を引き継ぐ新雑誌「Nemuki+」4月13日創刊 - コミックナタリー、2013年2月13日