トリハス
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トリハス(スペイン語:Torrija(単)、Torrijas(複))は、スペインの揚げ菓子。薄い輪切りにして甘く味付けしたミルクや白ワインに浸した噛みごたえのあるパン[1]に、とき卵をつけて揚げる。主に聖週間に各家庭で作られる。家庭ごとに白ワインを使ったり、蜂蜜を使ったりと、それぞれに受け継がれた味がある。白ワインのシロップをかけるとトスターダ(tostada)と呼ばれる。ラテンアメリカのメキシコ、コスタリカ、キューバ、プエルトリコ、グアテマラ、ウルグアイではトレハ(Torreja)と呼ばれ、牛乳の代わりにオレンジジュースを使うことがあり、オリーブ・オイル以外の植物油で揚げ、砂糖をまぶすよりも砂糖のシロップをかけて食べることが多い。下記にスペインのトリハスの一例を示す。
材料
- A
- その他
作り方
- Aの材料を鍋に入れ、かき混ぜながら煮る。煮立ったら30秒間沸騰させた後で火から下ろす。
- 2cm程度の厚さに輪切りにしたフランスパンを、1の液に浸して皿に並べる。液が全体にしみ込んで柔らかくなるまで、しばらくそのまま置いておく。
- 2のパンをとき卵にくぐらせ、オリーブオイルでキツネ色になるまで揚げる。
- 熱いうちに、シナモンシュガーをまぶす。
注釈
- ↑ スペインではパン・デ・プエブロ(pan de pueblo)という、フランスパンに似たパンが用いられる