トヨタ・1GZ-FE

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トヨタ・1GZ-FEは、トヨタ自動車V型12気筒DOHCエンジンである。

概要

排気量は5000ccである。最高出力は、発売当時馬力に関するメーカー自主規制があったため280馬力となっている。基本構造は、トヨタ自動車で長い実績のある既存の直列6気筒エンジンをベースにしている。片バンクの6気筒にトラブルが生じても、残りの6気筒が機能して走行できるようになっている。その他の走行機器の多くにバックアップのための2重系統化が施されている。 2014年 現在、1997年発売のGZG50型センチュリーにのみ採用されている。

圧縮天然ガス (CNG) 仕様は1GZ-FNE型で、最高出力は258馬力とやや低下している。2003年に登場したが、2005年にカタログから姿を消している。

バリエーション

1GZ-FE

  • タイプ:V型12気筒 DOHC 48バルブ VVT-i
  • 排気量:4.996L
  • 内径×行程(mm):81.0×80.8
  • 圧縮比:10.5
  • 出力:206kw(280ps)/5,200rpm 481Nm(49.0kgm)/4,000rpm (1997年 - 2005年)
  • 出力:206kw(280ps)/5,200rpm 460Nm(46.9kgm)/4,000rpm (2005年 - )

1GZ-FNE

  • タイプ:V型12気筒 DOHC 48バルブ VVT-i(CNG仕様)
  • 排気量:4.996L
  • 内径×行程(mm):81.0×80.8
  • 圧縮比:10.5
  • 出力:190kw(258ps)/5,200rpm 405Nm(41.3kgm)/4,000rpm

関連項目

テンプレート:トヨタ自動車のエンジン

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