トヨタ・1GZ-FE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トヨタ・1GZ-FEは、トヨタ自動車のV型12気筒DOHCエンジンである。
概要
排気量は5000ccである。最高出力は、発売当時馬力に関するメーカー自主規制があったため280馬力となっている。基本構造は、トヨタ自動車で長い実績のある既存の直列6気筒エンジンをベースにしている。片バンクの6気筒にトラブルが生じても、残りの6気筒が機能して走行できるようになっている。その他の走行機器の多くにバックアップのための2重系統化が施されている。 2014年 現在、1997年発売のGZG50型センチュリーにのみ採用されている。
圧縮天然ガス (CNG) 仕様は1GZ-FNE型で、最高出力は258馬力とやや低下している。2003年に登場したが、2005年にカタログから姿を消している。
バリエーション
1GZ-FE
- タイプ:V型12気筒 DOHC 48バルブ VVT-i
- 排気量:4.996L
- 内径×行程(mm):81.0×80.8
- 圧縮比:10.5
- 出力:206kw(280ps)/5,200rpm 481Nm(49.0kgm)/4,000rpm (1997年 - 2005年)
- 出力:206kw(280ps)/5,200rpm 460Nm(46.9kgm)/4,000rpm (2005年 - )
1GZ-FNE
- タイプ:V型12気筒 DOHC 48バルブ VVT-i(CNG仕様)
- 排気量:4.996L
- 内径×行程(mm):81.0×80.8
- 圧縮比:10.5
- 出力:190kw(258ps)/5,200rpm 405Nm(41.3kgm)/4,000rpm
関連項目
- トヨタ自動車
- センチュリー
- トヨタのエンジン型式命名規則
- トヨタ・エンジン系列名
- レシプロエンジン
- V12スープラ・・・JZA80スープラに1GZ-FEを換装したチューニングカー