チワワ州
チワワ州(スペイン語:Estado de Chihuahua)は、メキシコの31の州の一つである。同国北西部に位置する。面積は244,938km²であり、同国内で最大の面積を持つ。同州の大部分は砂漠(チワワ砂漠、Desierto de Chihuahua)である。また、メキシコ最大の森林面積を持つ。北部でアメリカ合衆国のニューメキシコ州と、リオ・グランデ川を挟んでテキサス州、東部でコアウィラ州、西部でソノラ州、南西部でシナロア州、南部でドゥランゴ州と接する。
州の名前は州都チワワにちなんで名付けられた。「チワワ」の由来ははっきりしていないが、ナワトル語で「乾燥した砂の場所」を意味するXicuahua に由来すると考えられる。
2010年センサスで州の人口は3,401,140人で、63%がチワワ自治体とフアレス自治体に住んでいる[1]。 チワワは1709年にアントニオ・デサ・イ・ウロアによって造られた。
チワワ州の最も有名な景勝地の1つはバランカ・デル・コブレである。またメソアメリカ文化圏との交易の中継基地ともいわれ、世界遺産に登録されている考古遺跡のパキメ(カサス・グランデス)が所在する州としても知られる。
チワワはメキシコ革命において極めて重要な役割を果たし、パンチョ・ビリャの率いる革命軍と連邦政府軍の間の戦場だった。
犬種の一種であるチワワの原産地として有名テンプレート:要出典。
2000年7月にナイカ鉱山において巨大な透明石膏の結晶が発見され、話題を集めている。
2006年からのメキシコ麻薬戦争では、国境の街シウダー・フアレスを巡ってフアレス・カルテルとシナロア・カルテルが激しい抗争を繰り広げているが、警察機構内部にもフアレス・カルテルと内通するテンプレート:仮リンクと呼ばれる汚職警官組織が浸透しており、一方のシナロア・カルテルも連邦政府と軍隊に浸透している。2010年6月16日、アメリカ国境に近いテンプレート:仮リンク市長のen:Jesús Manuel Lara Rodríguezが惨殺された。
出身著名人
- アンソニー・クイン、俳優、画家、作家
- ダビッド・アルファロ・シケイロス、画家
- ヘスス・チャベス、ボクサー
- キトゥン・ナティビダッド、女優、ストリッパー
- エドアルド・ナヘラ、プロバスケットボール選手
- 政井マヤ、アナウンサー
- アントニオ・オルティス・メナ、政治家、経済学者
- ダニエル・ポンセ・デ・レオン、ボクサー
- ジョージ・ロムニー、政治家、実業家
- マリオ・メンドーサ、野球選手
- マリセラ・エスコベド・オルティス、活動家
関連項目
脚注
外部リンク