ダレスト彗星
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ダレスト彗星(6P/d'Arrest)は、1851年6月18日にドイツの天文学者ハインリヒ・ダレストによりライプツィヒで発見された周期6.53年の周期彗星。1991年、ローマとブラチスラヴァの天文学者たちにより、1678年8月にフィリップ・ド・ラ・イールによって出現が記録されていたことが判明した。
特徴として、近日点通過後に明るくなる傾向があり、そのタイプの彗星の代表とされている。次回回帰予定は2015年3月5日(近日点通過)。最大光度は10等級程度。
2002年に打ち上げられたアメリカの彗星探査機CONTOURはダレスト彗星を訪れる予定だったが、打ち上げから6週間後に探査機との通信が失われたため実行されなかった[1]。
参考文献
関連項目
外部リンク
- ダレスト彗星の軌道 - NASA
- 6P/d'Arrest - GARY W. KRONK'S COMETOGRAPHY
- ダレスト彗星(6P/d'Arrest) - 吉田誠一のホームページ