ソーマキューブ
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ソーマキューブは、ピート・ハイン(Piet Hein)が考案した、7つの立体のピースを3×3×3の立方体に組む箱詰めパズルである。本来の立方体を作るという目的の他に7片で様々な形を作ることができることから、3次元版のタングラムと呼ばれることもある。
ピート・ハインはこのパズルをヴェルナー・ハイゼンベルクの量子力学の講義中に考えた。
ソーマの名称の由来には諸説あり、オルダス・ハックレーの小説『Brave New World』に登場した架空の薬に由来するとも、その元となった神話上に登場するソーマに由来するとも言われる。
ピースの構成
ソーマキューブの7つのピースは、
- 4つ以下の立方体が面同士で接続されたもの
- 直方体でないもの
の両方を満たすものすべてである。
具体的には、立方体3個をL字型につなげたものと、それに1つの立方体をつなげた6つの片の計7個である。
解答
ソーマキューブを解く上で、パリティの考え方が必要になることがある。
ジョン・コンウェイらはこの特性を考慮した上でこの問題に取り組み、『Winning Ways for your Mathematical Plays』(邦題『数学じかけのパズルゲーム』 ISBN 4-8337-6032-0)に全240解(回転・鏡像を同一のものとする)を発表している。この解析にはエイト・クイーンなどと同じようにバックトラック法が使用されている。
ソーマキューブによる造形例
ソーマキューブは7つのピースでいろいろな形を作ることができることから3次元版のタングラムと呼ばれることがある。
造形の例を2つ挙げる。
- Soma-cube-dog.jpg
犬
- Soma-cube-chair.jpg
椅子