スズキ・グランドエスクード
グランドエスクードは、かつてスズキが製造、販売していた大型SUV。海外ではGrand VitaraまたはVitara XL-7として販売されていた。
概要
1997年から発売されたスズキ・エスクードをベースに、2000年12月にV型6気筒2700ccガソリンエンジンを搭載して発売された。3列・7人乗りである。当初はスズキ初の3ナンバー車として話題となった。北米ではGrand Vitaraを名乗る。
日本では2005年のエスクードのフルモデルチェンジに際しモデル消滅となり、3列シートSUV市場から撤退というかたちになった。北米では2列シートの3代目エスクードがGrand Vitaraの2代目として扱われている。
2005年のデトロイト・モーターショーに出展された「コンセプトX」の市販モデルが次期XL-7として投入され、2006年のニューヨーク国際自動車ショーで世界初公開された。このXL-7はGMシータ・プラットフォームを採用し、5m強の全長を持つ3列シートでV型6気筒3600ccエンジンを搭載する。生産はプラットフォームを共有するシボレー・エキノックスなどと同様、カナダのCAMIオートモーティブで行われている。
歴史
2002年1月9日にファッションデザイナー山本寛斎が外観、内装をファッショナブルにアレンジした特別仕様車、グランドエスクード「KANSAI」を設定。
インテリアでは、山本寛斎デザインの専用シート表皮&ドアトリムクロス、本革巻きステアリングホイール&ATシフトノブおよびトランスファーレバー、それにインパネガーニッシュ、センターコンソール、フロアコンソールガーニッシュに木目調を採用した。2DINサイズのCD/MDステレオを採用。
2002年6月25日に特別限定車「ヘリー・ハンセン リミテッド」を設定。
専用のフロントバンパー(フォグランプ付)、フロントグリル、ヘッドランプガーニッシュ、サイドステップ、リヤアンダーガーニッシュ、スペアタイヤハウジング(ロゴ入り)等を採用し、力強いイメージの外観とした。
内装は、撥水加工処理を施した専用ファブリックシート表皮、 専用スピーカーを採用したMD/CDステレオ(DSP機構付)、文字盤面を白色とした専用メーターパネル、黒色本革巻ステアリングホイール、シフトノブおよびトランスファーレバーを採用。
(限定500台)
2004年5月20日 に特別仕様車「グランドエスクード L‐エディション」を設定。
特長は、本革シート表皮と人工皮革のドアトリム表皮を採用した質感の高い内装、また、黒木目調パネル(インストルメントパネル、シフトコンソール、前パワーウインドースイッチベゼル、トランスファーレバー、シフトノブ) 、本革巻ステアリングホイール、メッキドアハンドル(内側)を採用。