ジュニアショーツ

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テンプレート:Mbox ジュニアショーツとは、少女用でサイズ展開が日本の場合、婦人用と同じくJIS L 4005で区分されているのショーツ(パンティー)である。

ジュニアショーツの機能

ジュニアショーツは、初経の1年前後になると骨盤が前傾から直立傾向に転換し急激に大きくなるヒップ[1][2]の保護及び成長の妨げにならない機能を持っている。初経の1年以上前・初経の1年前後・初経の1年後以降でヒップの形状・大きさが異なるため、各段階に対応したショーツが市販されている[2]。サイズ展開は日本の場合、婦人用と同様にJIS L 4005で区分されている。ジュニアブラジャーとデザインがおそろいのペアショーツとなる場合もある。形は、お尻全体を覆うフルバックタイプで、はきこみが深めである。保護、保温、吸汗など下着の基本機能に忠実で清潔感を重視する。また、繰り返しの洗濯に耐えるよう、少々厚めの生地が使われることもある。初潮以降、生理に対応するためジュニア用サニタリーショーツ(後述)もある。メーカーによっては「ティーンズショーツ」(着用時期がプレティーンティーンエイジャーの場合が多いことから)などが市販されているがそれらもジュニアショーツの一種である。ジュニアショーツの3Sサイズ(ヒップ72-80cm)は女児ショーツの140サイズ(ヒップ70-78cm)と、ジュニアショーツの2Sサイズ(ヒップ77-85cm)は女児ショーツの150サイズ(ヒップ76-84cm)と、ジュニアショーツのSサイズ(ヒップ82-90cm)は女児ショーツの160サイズ(ヒップ82-90cm)と、ジュニアショーツのMサイズ(ヒップ87-95cm)は女児ショーツの170サイズ(ヒップ88-96cm)とほぼ同じになるため[3][2]、140-170サイズまでヒップが大きくなる(前述通り初経の1年前後になるとヒップが急激に大きくなる)と女児ショーツからジュニアショーツへ移行する。

ジュニアショーツのデザイン

デザインは、幅広アウターゴムのユニセックス的なものからガーリッシュなパステルカラーのプリントや生地、ポップなプリントものまでさまざまである。中には、ラメを多用してある物もある。装飾は小さな刺繍、リボンやアプリケをあしらえたり、レーステープでウェストや脚口をトリミングするなどで、通常のペアショーツの装飾と比較して限定的である。身生地の素材は、綿100%かそれにポリエステルポリウレタンなどを混紡する。ナイロンは大人用とは異なり通常使われない。「透け感」や光沢感のある素材も、清潔感を損ない、日常の洗濯を困難にするので、使用されない。生地は、ストレッチ天竺フライスリブスムースなどが基本で、針抜き柄、ジャガード編み柄やワッフルダブルガーゼ杢糸などで表情をつける場合もある。 多彩なデザインがあるが通常は見せパンとしては使われない。

ジュニアサニタリーショーツの特徴

初潮以降に着用するジュニア用のサニタリーショーツでは、ジュニア世代の特性を意識して以下のような配慮がなされたものもある。

  • ナプキンの携行に便利なようにポケットをつける。
  • 体型に合わせてクロッチをやや細めにする。
  • 学校での座り姿勢やスポーツに合わせて、クロッチの後ろ側を長めにする。
  • 保温を重視して、はきこみを深めにする。

関連項目

脚注

  1. バストと初経のヒミツの関係
  2. 2.0 2.1 2.2 『初経』をキーにした現代ティーンの成長と体型変化について
  3. サイズ表示 - 一般財団法人 カケンテストセンター内 表7・表11-3

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