カモハクチョウ
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カモハクチョウ(Coscoroba coscoroba)は、動物界脊索動物門鳥綱カモ目カモ科カモハクチョウ属に分類される鳥類。本種のみでカモハクチョウ属を構成する。
分布
アルゼンチン、ウルグアイ、チリ、パラグアイ、ブラジル[a 1]
春季にアルゼンチン南部やチリ南部で繁殖し、冬季になるとアルゼンチン北部、ウルグアイ、ブラジル南部、パラグアイなどへ北上し越冬する[1]。
形態
翼長42.7-48センチメートル[1]。眼先は皮膚が裸出しない[1]。尾羽は短く丸みを帯びる[1]。全身の羽衣は白い[1]。翼は短く幅広い[1]。外側初列風切の先端は黒い[1]。
嘴は幅広く、色彩は赤い[1]。趾の間には水かきが発達する[1]。後肢の色彩はピンク色[1]。
雛の綿羽は白く、灰褐色の斑紋が入る[1]。オスの成鳥は虹彩が赤や黄色で、幼鳥やメスの成鳥は虹彩が暗褐色[1]。
生態
湖沼に生息する[1]。非繁殖地では200-300羽に達する大規模な群れを形成することもある[1]。
食性は植物食傾向の強い雑食で、主に水生植物や種子を食べるが昆虫、甲殻類なども食べる[1]。水辺や浅瀬を徘徊し、採食を行う[1]。
繁殖形態は卵生。浅瀬にヨシなどを積み重ねた巣を作り、4-7個(平均6個)の卵を産む[1]。抱卵期間は約35日[1]。
人間との関係
日本では1974年に京都市動物園が初めて飼育下繁殖に成功した[1]。
画像
- Coscoroba coscoroba.JPG
頭部
- Fuß eines Coscorobaschwans.JPG
後肢
関連項目
参考文献
外部リンク
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