ウォード法

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Ward法ウォードほう)は、クラスター分析の時に使用される、クラスター間の距離を定義する距離関数のひとつ。

今、集合PQがあるとき、Ward法では、

d(P,Q) = E(P ∪ Q) - E(P) - E(Q)

で定義されるd(P,Q)を、PQの距離とする。 ただし、E(A)は、Aのすべての点からAの質量中心までの距離の二乗の総和。

特徴

ウォード法は、クラスタの各値からその質量中心までの距離を最小化する。そのため、一般に、他の距離関数に比べて分類感度が高いといわれる。