ウイリアム・オスラー
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ウイリアム・オスラー(William Osler, 1849年7月12日 - 1919年12月29日)は、カナダ、オンタリオ州生まれの医学者、内科医。
オスラーは初め、トロント大学で聖職者を目指したが、のちに自然科学に対して強い関心を抱くようになり、医学へ転向した。トロント大学医学部に入学後マギル大学医学部に転学し、卒業後、英国・ドイツ・オーストリアなどへの留学中にきわめて広範な研究を行い、後の経歴の基礎を築いた。マギル大学、ペンシルベニア大学、ジョンズ・ホプキンス大学、オックスフォード大学の教授を務め、カナダ、米国、英国の医学の発展に多大な貢献をした。また、医学教育にも熱意を傾け、今日の医学教育の基礎を築いた。
関連項目
- 日野原重明 - 「65 27歳の決意 92歳の情熱」において日野原が影響を受けた医師にオスラーを挙げている上に、「十歳のきみへ - 九十五歳の私から」やではオスラーの言葉を引用している。