インスタントラーメン発明記念館

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テンプレート:博物館 インスタントラーメン発明記念館(インスタントラーメンはつめいきねんかん)は、日本にある企業博物館の一つ。 チキンラーメン1958年昭和33年)に開発した安藤百福の業績を記念して、1999年平成11年)、ゆかりある大阪府池田市に建てられた施設である。管理・運営は日清食品関連団体の(公財)安藤スポーツ・食文化振興財団

設備・展示

当施設では、チキンラーメンの開発がなされた研究所の小屋(安藤百福宅の裏庭にあった研究小屋)が再現されており、ほかにもインスタントラーメンカップヌードルの製法と改良の歴史が模型とともに展示されている。世界中で発売されているインスタントラーメンのパッケージの展示もあり、「マイカップヌードル・ファクトリー」では、有料でスープの種類や各種トッピングを自分で選択して、シュリンク包装までなされたオリジナルのカップヌードルを作るコーナーがある(2005年(平成17年)11月18日から2006年(平成18年)8月31日までは新横浜ラーメン博物館にも設置され、現在はカップヌードルミュージアムにも設置されている)。 安藤百福が死去した2007年(平成19年)以降は「安藤百福コーナー」が「マイカップヌードル・ファクトリー」の隣に設置されている。

展示用と体験学習用の設備スペースの面積比がおおよそで2対1と、食育と関連付けた学習機会の提供にかなりの比重が置かれており、そのための設備「チキンラーメンファクトリー(2012年6月末日以前は「チキンラーメン手作り体験工房」だったが、同年7月上旬より名称変更)」では、麺生地の小麦粉をこねることから始まって、味付け・製麺の過程を手作りで追体験することができる(有料・要予約で、参加資格は満6歳以上)。

歴史

恒例イベント

ラーメン記念日フェスタ
チキンラーメンが1958年昭和33年)8月25日に発売されたことを記念して、日清食品ホールディングスは、日本において8月25日を「ラーメン記念日」(cf. 8月25日#記念日・年中行事)と定め、毎年の記念日と前後期間に「ラーメン記念日フェスタ」を開催しているが、同館もその一環として無料試食会を始めとする各種イベントを行なっている。

アクセス

鉄道
自動車道
  • 周辺地域に駐車場は少ない。

特記事項

麺翁百福亭

2002年平成14年)から2008年(平成20年)11月までの期間、百福の名を冠したラーメン屋「麺翁百福亭(めんおう ももふくてい)」が、博多一風堂の代表者・河原成美プロデュースにより、同館の近隣にて営業した。これは、もし安藤百福がインスタントラーメンではなく、お店のラーメンを作っていたとしたらどのようなラーメンを作ったかという仮想をテーマとして、チキンラーメン風味の「百福元味」、カップヌードル風味の「百福新味」などを提供した。日清食品と一風堂の共同経営で、安藤百福も同店を訪れた。 なお、2008年(平成20年)12月以降、同店は日清食品の手を離れ、博多一風堂の一店舗(池田店)として現在も同地で営業中である。

「カップヌードルミュージアム」

テンプレート:Main 日清食品ホールディングスと安藤スポーツ・食文化振興財団では、2011年(平成23年)9月17日(土)、横浜みなとみらい21(横浜市中区新港2丁目11-4)に、「安藤百福発明記念館」(愛称・カップヌードルミュージアム)をオープンした。地上5階建て、総床面積約10.000平方メートル。クリエイティブディレクションには、アートディレクター佐藤可士和が担当した。入館料は、大人500円(高校生以下は無料)。開館後一年間で110万人の来館者を迎えるなど人気が高く、日本有数の企業ミュージアムである。[1]。 

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:日清食品
  1. 日清食品ホールディングス ニュースリリース 2011年1月19日(水)[1]