アネモネ
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テンプレート:生物分類表 アネモネ(学名:Anemone coronaria)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。和名はボタンイチゲ(牡丹一華)、ハナイチゲ(花一華)、ベニバナオキナグサ(紅花翁草)。または、アネモネ属(Anemone)の総称を表すこともある。
地中海原産で、語源はギリシア語で「風」を意味するΆνεμος (anemos)から。ギリシア神話中に、美少年アドニスが流した血よりこの植物が産まれたとする伝説があり、稀にアドニスと呼ぶこともある。なお、adonisはフクジュソウ属の学名である。
特徴
一般に春先に花を開くが、その花は一重のものから八重咲のもの、花色も桃、青、赤、白等。草丈も切花用の高性のものから矮性種まで、野生種のみではなく、現在では様々な園芸品種が栽培されている。
種は長い毛を有し、風によって運ばれる。このため「風」が由来となっている名前が各地で見られる。花弁はなく、萼片が同じ働きをしている。 アルメニアの国花。
栽培
実生または球根から栽培するが、よほどに園芸に詳しい者でない限り、球根から栽培した方がよい。球根は直径1センチあまりの不定形の固まりであるが、とがっているほうを下にして、9月末から11月はじめに植え付ける。株間は20cmくらい、鉢に植える場合は、6寸鉢に3球植えにする。覆土は2cmくらい。日当たりと水はけのよいところなら、比較的よく開花する。
花言葉:
- 「はかない夢」
- 「薄れゆく希望」
- 「はかない恋」
- 「真実」
- 「君を愛す」
- 「嫉妬の為の無実の犠牲」
毒性
全草にプロトアネモニンを含む。茎を折ったときに出る汁に触れると皮膚炎・水泡を引き起こすことがあるので、園芸時には注意が必要である。
- 毒成分 プロトアネモニン
- 毒部位 全草、汁液
- 毒症状 皮膚炎、水泡、化膿