しあわせへの道
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テンプレート:一次資料 しあわせへの道とは、サイエントロジーの創始者のL・ロン・ハバードが著した著書『しあわせへの道』(The Way To Happiness)のことである。
ハバードは社会全般における道徳の急激な退廃を見て、宗教的な概念(例えば、「神」など)を含まず、あくまでも常識に基づいた道徳律が必要だと考え、1981年にこの著書を執筆し、発表した。全部で21の教訓が箇条書きになっており、それぞれが必要とされる理由がわかりやすく説明してあるとされる。
この本は60を超える言語に翻訳され、世界中で合わせて6千万部以上がすでに配布されており、日本でも翻訳されて出版されている。
この道徳律の普及のために「しあわせへの道協会(The Way To Happiness Foundation)」が結成された。本部は米国ロサンゼルスにあり、その支部は世界中に広がっている。
21の教訓
- 自分を大切にしましょう
- 節度を保ちましょう
- 乱れた性生活を送ってはいけません
- 子供を愛し、助けましょう
- あなたの両親を敬い、助けましょう
- 良い手本を示しましょう
- 真実とともに生きるように努めましょう
- 殺人を犯してはいけません
- どのような違法なこともしてはいけません
- 国民すべてのためにつくられ、運営される政府を支持しましょう
- 善意の人を傷つけてはいけません
- あなたの環境を保護し、より良くしましょう
- 盗んではいけません
- 信頼される人になりましょう
- 義務を果たし、恩義を返しましょう
- 勤勉になりましょう
- 有能になりましょう
- 他の人の宗教的信条を尊重しましょう
- あなたがしてほしくないことは、ほかの人にしないようにしましょう
- あなたがほかの人から接してもらいたいように、ほかの人に接するようにしましょう
- 栄え、そして成功しましょう
参考文献
『しあわせへの道』 ISBN 4931223184