"人間と性"教育研究協議会
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"人間と性"教育研究協議会(にんげんとせいきょういくけんきゅうきょうぎかい、The Council for Education and Study on Human Sexuality)は、山本直英、高柳美知子らによって、1982年4月に発足した性教育の教育実践と、個々人が自分自身の「性」のあり方を模索し、より充実した「性」を生きることができることを目指した研究会である。略称「性教協」。
キーワードは、「科学、人権、自立、共生」で、日本国内で唯一の性教育の実践研究団体で、メンバーを中心に児童、教員向けの数多くの性教育の解説書、実践研究本を刊行している。研究会としても、季刊「セクシュアリティ」を出している。現在は、代表幹事は村瀬幸浩が勤めている。
会員の教職員を中心に、全国で「性教協サークル」が活動している。かつては大学でも「性教協サークル」が学生サークルとして活動していた時期があった。
主要な著作
- 『人間と性の教育』全5巻、別巻1 あゆみ出版 1983^1985年
- 『シリーズ科学・人権・自立・共生の性教育』全八巻 あゆみ出版 1996-1997年
- 『統一協会ボディコントロールの恐怖 「新純潔教育」の正体 』かもがわ出版 1997年
- 『児童養護性教育ハンドブック “人間と性”を子どもにどう語るか 』あいわ出版 1988年
- 『障害児(者)のセクシュアリティを育む』大月書店 2001年
- 『日本の男はどこから来て、どこへ行くのか 男性セクシュアリティ形成「共同研究」』十月舎/星雲社 2001年