U125 (潜水艦)
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U125はドイツ海軍のUE型潜水艦(Uボート)の一隻。大型の機雷敷設潜水艦。
第一次世界大戦中にブローム&フォス社で建造が行われたが、進水は1918年5月26日で竣工が同年9月4日と戦争末期であり、ほどなく終戦を迎えたため、戦歴はない。本艦は日本軍に戦利獲得され、同年12月19日受領。日本海軍・第二特務艦隊によって日本へ回航された。日本海軍籍には編入されず、○一潜水艦(仮称)と名付けられて研究され、日本の潜水艦の発達に寄与した。特に伊一二一型潜水艦の直接の手本となっている。
第二次世界大戦のIX型潜水艦U-125についてはU-125を参照のこと。
諸元
- 常備排水量:1,160t
- 全長:82.0m
- 主機:ディーゼル/電動機
- 出力:水上2,400馬力、水中1,235馬力
- 速力:水上14.7kt、水中7.2kt
- 兵装:15cm単装砲1門、魚雷発射管4門、機雷42個
参考文献
- 雑誌「丸」編集部『写真 日本の軍艦 第12巻 潜水艦』(光人社、1990年) ISBN 4-7698-0462-8