SEパルメイラス

テンプレート:サッカークラブ SEパルメイラス（テンプレート:Lang-pt）は、ブラジル・サンパウロ州・サンパウロを本拠地とするサッカークラブチーム。サンパウロのビッグ4の1角を占める名門クラブである。

愛称は「Verdão」（偉大な緑）、「Porco」（豚）。ユニフォームの色は緑・白・緑。サンパウロ州選手権優勝21回、ブラジル全国選手権4回、コパ・リベルタドーレス優勝1回等、輝かしい戦績を誇る。タサ・ブラジルとトルネイオ・ロベルト・ゴメス・ペドロサ（1960年代のブラジル王者を決める大会）の優勝回数を含めるとブラジル王者に計8度輝いており、優勝回数はサントスFCと並んで国内最多である。

ブラジル全国で4番目に人気のあるクラブで、サンパウロ州では3番目に人気のあるクラブである^[1]。

コリンチャンスとの試合は「デルビー・パウリスタ」、サンパウロFCとの試合は「ショキ・レイ」として知られる。

ライバル

同じサンパウロを本拠地とする、コリンチャンス、サンパウロFC、サントスFCとはパルメイラスを含め、サンパウロのビック4と呼ばれ、これらのチームとの対戦は、クラシコと呼ばれる。この中でも、パルメイラスにとって最大のライバルはコリンチャンスである。

歴史

1914年 9月14日にイタリア系移民によって創立された。当初のクラブ名はパレストラ・イタリア (Società Sportiva Palestra Italia) だったが、第二次世界大戦でブラジルが連合国側についたためにイタリア語名の使用が禁じられて、1942年にSEパルメイラスに改名した。旧名はホームスタジアムのエスタジオ・パレストラ・イタリア（通称「パルケ・アンタルチカ」）にその名残をとどめる。

また、イタリアの企業とも縁が深く、胸スポンサーにはパルマラット（乳製品）、ピレリ（タイヤ）、フィアット（自動車）等イタリアを代表する企業（のブラジル法人）が担当している。

1916年にサンパウロ州選手権に初参加、1920年に初タイトルを獲得。1960年代に黄金時代を迎え、素晴らしいフットボールを魅せた。このことからアカデミア（学院）のニックネームを得た。これはパルメイラスのフットボールは、フットボールのお手本を展開してるという意味である。そして、1971年に開幕したブラジル全国選手権では1972年、1973年と連覇した。1975年にはアルゼンチン代表との親善試合に2対1で勝利した。その後サンパウロ州のマレフ知事などが経営陣に加わりチーム運営の安定化を図ったものの、1980年代はひとつもタイトルを獲得できなかった。

しかし、1992年にイタリアの食品会社パルマラットがスポンサーについたことによってクラブは上昇気流に乗った。豊富な予算を手にしたパルメイラスは、1993年の全国選手権で約20年ぶりの優勝を果たすと、翌1994年にも連覇。1998年に初の南米主要タイトルとなるコパ・メルコスールを獲得、1999年にはコパ・リベルタドーレスに優勝して南米一に輝いた。

2000年に経営難に陥ったパルマラットからの支援が打ち切られると経営は苦境に陥り、2003年にはとうとうセリエBに降格したが、1年でセリエAに復帰した。

2012年、コパ・ド・ブラジルに優勝したものの、ブラジル全国選手権では再び不振を極め、2013年シーズンのセリエBに降格することとなった。