議政府市
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議政府市(ウィジョンブし)は大韓民国京畿道の市。ソウル特別市北郊に位置する。軍都として知られ、プデチゲは全国的に有名。
2002年には同市内に駐留する米軍兵士による女子中学生轢死事件が起こっており、反米感情の震源地の一つとなった。
歴史
李氏朝鮮太祖李成桂(在位1392年~1398年)が五男李芳遠(太宗、在位1400年~1418年)の権力奪取に腹を立て、しばらくこの地に滞在したため、大臣たちは政治の相談をするためにしばしばこの地を訪れた。そのため議政府里と呼ばれるようになったのが、地名の起源である。京畿道楊州郡(現在は楊州市、南楊州市、九里市、東豆川市)に属した。
- 1914年4月1日 - 楊州郡柴北面・芚夜面が合併し、柴芚面が発足。
- 1938年10月1日 - 柴芚面が楊州面に改称。
- 1942年10月1日 - 楊州面が議政府邑に改称・昇格。
- 1963年1月1日 - 楊州郡議政府邑が市制施行し、議政府市となる。
- 1980年4月1日 - 楊州郡別内面の一部を編入。
朝鮮戦争での激戦地である。
行政
13洞、448統、2647班により住民が組織される。
警察
消防
軍事
首都ソウル防衛のため在韓米軍や韓国軍の基地が集中する。市内の米軍基地は次の通り。
Camp Essayons, Camp Falling Water, Camp LaGuardia, Camp Red Cloud, Camp Sears, Camp Stanley
このうちキャンプ・レッド・クラウドは議政府市北方の東豆川市に主力部隊が展開する米第2歩兵師団の司令部が駐在する。
交通
鉄道
高速道路
- ソウル外郭循環高速道路
- 議政府インターチェンジ