清水良典
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テンプレート:混同 清水 良典(しみず よしのり、1954年1月17日- )は、奈良県生まれの文芸評論家。愛知淑徳大学メディアプロデュース学部教授。愛知県名古屋市在住。
1976年、立命館大学文学部日本文学科卒業後、高等学校国語科教諭を経て、群像新人文学賞評論部門を受賞した1986年より文芸評論家として評論や書評の執筆活動に入る。1991年から97年まで共同通信で文芸時評を担当。その仕事は『最後の文芸時評- 90年代日本文学総ざらい』にまとめられている。朝日新聞、信濃毎日新聞で書評委員も務めた。
文芸評論の他、日本語作文教育を意識した著作にも取り組んでいる。『高校生のための文章読本』『新作文宣言』など、梅田卓夫ら高等学校国語教諭時代の同僚との共著も多数あり、特に『高校生のための文章読本』以下の三冊のアンソロジーは「高ため」シリーズとして知られ、発売以来四半世紀を越える現在も版を重ねている。
読みは同じだが、作家の清水義範(よしのり)とは別人である。大学では創作ゼミを担当しており、前身の愛知淑徳短期大学文芸学科でのゼミの教え子に、吉川トリコがいる。
受賞歴
著書
- 「海賊の唄がきこえる - カタログ時代の表現論」(1990年、風琳堂)
- 「作文する小説家」(1993年、筑摩書房)
- 「超絶『恋(エロス)』講座-愛のブンガク読本」(1995年、海越出版社)
- 「虚構の天体- 谷崎潤一郎」(1996年、講談社)
- 「文学がどうした!?」(1999年、毎日新聞社)
- 「最後の文芸時評- 90年代日本文学総ざらい」(1999年、四谷ラウンド)
- 「笙野頼子- 虚空の戦士」(2002年、河出書房新社)
- 「自分づくりの文章術」ちくま新書、2003年
- 「村上春樹はくせになる」(2006年、朝日新書)
- 「2週間で小説を書く!」(2006年、幻冬舎新書)
- 「MURAKAMI 龍と春樹の時代」(2008年、幻冬舎新書)
- 「文学の未来」(2008年、風媒社)
- 『あらゆる小説は模倣である』幻冬舎新書、2012
編著
- 高校生のための文章読本 筑摩書房 1986
- 高校生のための批評入門 筑摩書房 1987
- 高校生のための小説案内 筑摩書房 1988
- 戦後短篇小説再発見(全18巻)講談社文芸文庫
- 松浦理英子(現代女性作家読本) 鼎書房 2006
- 笙野頼子(現代女性作家読本)鼎書房、2006
- ちくま小説入門 筑摩書房 2012
- ちくま小説選 筑摩書房 2013