浅間温泉

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テンプレート:日本の温泉地 浅間温泉(あさまおんせん)は、長野県松本市北東部にある温泉。同市の奥座敷といわれる。

泉質

  • アルカリ性単純温泉 42〜52.3度
  • 源泉は第1号源泉、第2号源泉、第4号源泉、東北源泉、山田源泉、大下源泉、鷹の湯源泉の7カ所が使用されており、この他に旧松の湯源泉が存在したが昭和29年頃に枯渇した。また、温泉街中心から南東約300メートルを隔てた山林内に未利用の源泉が自噴している。
  • おおむね無色無臭であるが、第1号源泉のみ微かな硫黄臭を感じる。

温泉街

温泉会館を中心に、約30軒の旅館と2軒の日帰り専用入浴施設(枇杷の湯、市営浅間温泉会館ホットプラザ浅間)、3軒の共同浴場(仙気の湯、港の湯、倉下の湯)がある。このほか、各町会などで管理する共同浴場が多数あるが一般には開放されていない。また北仙気の湯は近年まで一般開放されていたが現在では一般開放は行っていない。

歴史

開湯は約1000年前。江戸時代には歴代松本藩主の御殿湯(浅間御殿)が置かれ、湯守によって厳重に管理された。現在の日帰り入浴施設「枇杷の湯」がそれである。

若山牧水与謝野晶子徳田秋声らの文人が訪れたことがある。

太平洋戦争末期には特攻隊員の待機所が置かれた。

また、ドラマ白線流し(1996年1月〜3月放映、他)において、橘冬美の実家として浅間温泉にある某旅館(大正時代の建物)が使用された。

2005年度から、浅間温泉観光協会が観光で利用する名称を「松本あさま温泉」に変更した。これは、「浅間」という名称が浅間山の近辺を連想させる事から、松本近郊の温泉であることをPRするための変更である。

ひらがな表記にするという検討がなされたが、各団体で検討の結果、現状の浅間温泉という温泉地名は変更しない事が確認された。ひらがなを使用して宣伝に使用する場合も、必ず漢字の「浅間温泉」を注釈で記載するという決定もなされた。

地名としての浅間温泉

松本市の町丁および大字。浅間温泉街は1991年に設定された住居表示によって浅間温泉1〜3丁目に別れ、背後の山側が大字浅間温泉となる。

アクセス

  • 公共交通 :
    • 篠ノ井線松本駅前の松本バスターミナルより松本電鉄バス浅間線(信州大学前経由)・新浅間線(横田経由)で約25分。
      • この2路線は中心部へ乗り入れる。ただし、浅間線は1時間に1本、新浅間線は平日2.5往復のみの運転である。
    • 同じく松本バスターミナルより松本電鉄バス信大横田循環線(信州大学前経由)・横田信大循環線(横田経由)で約20分、浅間温泉入口下車。
      • この2路線は浅間温泉の入口までしか行かないため、中心部へは歩く必要がある。ただし、2路線合わせると平日は10分毎、土休日は15分毎の運転である。
    • 1964年3月までは、松本電気鉄道浅間線という軌道線路面電車)によって松本駅と結ばれていた。

外部リンク

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