水落駅
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テンプレート:駅情報 テンプレート:駅情報 水落駅(みずおちえき)は、福井県鯖江市水落町2丁目にある福井鉄道福武線の駅。
かつては同社の鯖浦線が乗り入れていたが、同線は1973年(昭和48年)9月29日に廃線となった。
駅構造
- 1面2線の島式ホームがあり、待合室はホーム上にある。無人駅である。
- 鯖浦線廃止前は相対式ホーム2面3線で鯖浦線ホームへは構内踏切でつながっていた。
- ホームへは構内遮断機の付いた通路を渡っていく。
- 福井方面の線路は直線化されている。
- バリアフリー対応トイレが設置されている。
- 公衆電話・自動販売機が設置されている。
- パークアンドライドは80台分もあり、県営である。
利用状況
- 水落駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特 記 事 項 | ||||
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通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
2001年(平成13年) | 26,397 | ||||||
2002年(平成14年) | 25,214 | ||||||
2003年(平成15年) | 22,044 | ||||||
2004年(平成16年) | 3,240 | 8,820 | 12,216 | 24,276 | |||
2005年(平成17年) | 27,852 | ||||||
2006年(平成18年) | |||||||
2007年(平成19年) | 7,320 | 18,120 | 15,086 | 40,526 | |||
2008年(平成20年) | |||||||
2009年(平成21年) |
歴史
国鉄鯖江駅からの鯖浦電鉄(福井鉄道鯖浦線の前身)の神明駅(1926年(大正15年)10月1日開業、後に→B水落駅)と、武生からの福武電鉄(福井鉄道福武線の前身)の水落駅(1927年(昭和2年)10月5日開業、後に→A水落駅)として開業した。
福武電鉄の水落駅(後に→A水落駅)は、現在の場所から南(武生方)へ約200mの所の高台にあった。その真下に鯖浦線の神明駅(後に→B水落駅)があり階段による連絡通路があった。
- 鯖浦線の神明駅は、1946年(昭和21年)6月、福武線中央駅を神明駅に改称したときにB水落駅へ改称。1959年(昭和34年)7月20日、福武・鯖浦連絡線(水落信号場 - 水落駅間)が完成しA水落駅は廃止し、現在の水落駅へ移設となる。同日、鯖浦線B水落駅は南水落駅に改称された。
1962年(昭和37年)1月24日 - 鯖浦線のうち鯖江 - 水落信号場間が廃止され、南水落駅も廃止された。
1973年(昭和48年) - 鯖浦線が全線廃止された後、接続線ホームと駅舎は、駅舎の失火による焼失に伴い撤去された。
- 現在も、南(武生方)へ約200mの所に元A水落駅構内の複線分の橋台や、さらに50mほど武生寄りに、B水落駅とオーバークロスしていた橋台跡が埋められてはいるものの、線路砂利付近に橋台跡が顔を出しており、列車から確認することができる。
2004年(平成16年)10月1日 - 無料駐車場が整備される。
駅周辺
駅西側に隣接して駐輪場があり、駅舎跡地は整地され砂利が広がる。また駅の西側に、福井県の整備した80台分の無料駐車場があり、パークアンドライドのモデル駅ともなっている。
最寄の施設