橋本駅 (京都府)
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橋本駅 (はしもとえき)は、京都府八幡市橋本にある、京阪電気鉄道京阪本線の駅。同線においては、大阪側から見て京都府内で最初の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。改札口はホーム毎に分かれており、改札内で上下線ホーム同士の移動はできない(改札外に踏み切りがある)。なお、改札口は上下線ともホーム樟葉寄りにある。早朝・深夜は無人となるため、自動改札機導入前まで該当時間帯には車掌が集札を行っていた[1]。
のりば
1 | テンプレート:Color京阪本線(上り) | 中書島・三条・出町柳方面 |
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2 | テンプレート:Color京阪本線(下り) | 枚方市・京橋・淀屋橋・中之島線方面 |
- 両ホームとも有効長は8両。但し現行ダイヤで8両編成が停車するのは深夜の淀行き準急の一部(平日2本、土休日1本)と、土休日深夜の淀屋橋行き準急1本のみである。
利用状況
2009年11月10日の乗降人員は5,627人である[2]。
近年の1日あたり利用客数の推移は下記の通り。
年度 | 特定日[3] | 平均[4]</br>乗車人員 | |
---|---|---|---|
調査日 | 乗降人員 | ||
2006年 | 11月8日 | 5,656 | 3,115 |
2007年 | 11月7日 | 5,879 | 3,077 |
2008年 | 11月11日 | 5,973 | 3,299 |
2009年 | 11月10日 | 5,627 | 3,148 |
2010年 | 11月9日 | 5,884 | 3,175 |
2011年 | 11月1日 | 5,998 | 3,230 |
2012年 | 10月30日 | 5,911 | 3,219 |
駅周辺
テンプレート:See also 古くは地名通り淀川にかかる橋(山崎橋)のたもとで、橋が失われてからは1962年(昭和37年)まで山崎との間に渡船があった。このため正式な宿ではないが大坂(京)街道の宿場として賑わい、歌舞伎『双蝶々曲輪日記』の六段目「橋本の段」の舞台になった遊郭街となっていた。1958年(昭和33年)4月1日の売春防止法が施行されるまでは橋本駅を出発する終電車が「遊郭帰りの客で大変込んでいた」との逸話もある[5]。駅西側には当時をしのばせる古い家並みが残る。
現在駅東側は山を切り崩した住宅街になっている。京阪電気鉄道の開発が入るまでは完全な山であり、石清水八幡宮の西側まで延々と獣道が続いていたが、麓の遊郭での諍いから遊女の自殺が絶えない地域でもあった。
駅から東へ登ると、氏神の狩尾神社がある。
- 住宅地(橋本希望ヶ丘)
- 男山団地
- 西遊寺・久修園院・楠葉台場(1868年鳥羽・伏見の戦いで幕府軍が陣営)
- 八幡橋本郵便局
- 橋本交番
- 橋本公民館
- 四区公会堂
- 狩尾社(とがのおしゃ)
- あらかし公園
- 和気神社(足立寺跡)
- 橋本樋門
- 京阪電気鉄道橋本変電所
路線バス
駅のやや南の津田電線八幡工場跡地に京阪バス(旧京阪宇治交通)の京阪橋本バス停がある。運行系統は以下の通り。
- 13B号経路 樟葉駅行き
また、駅北側の道路を500mほど北上したところで川を渡らずに東進すると「コミュニティバスやわた」の橋本東山本バス停も利用できる。一乗車200円、一日乗車券300円。
- 市民体育館行き (7時台から16時台まで1時間間隔)
歴史
- 1910年(明治43年)4月15日 - 京阪本線開通と同時に開業。
- 1917年(大正6年)10月1日 - 大正大洪水で枚方東口駅-樟葉駅間・淀駅-中書島駅間で築堤崩壊・線路浸水で運休、同月14日駅再開[6]。
- 1943年(昭和18年)10月1日 - 会社合併により京阪神急行電鉄(阪急電鉄)の駅となる。
- 1949年(昭和24年)12月1日 - 会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
- 1953年(昭和28年)9月26日 - 台風13号により、宇治川-木津川の築堤崩壊と、それに伴う京阪伏見変電所から橋本変電所への送電線の切断で停電、運休。10月1日、駅再開[7]。
- 1965年(昭和40年)4月23日 - 構内踏切を廃止、下りホームに改札口新設[8]
- 1993年(平成5年)1月30日 - 8連に対応する為にホーム延長使用開始。併せて駅舎改築・トイレ水洗化・スロープの改良工事がされる[9]。
- 2012年(平成24年)10月14日 - ホーム異常通報装置を設置[10]。
その他
- 京都方のホームの下をくぐる改札外の地下道があるが、ここには以前踏切があった。京阪本線の連結車両を増やす際に、この踏切が障害になるため、当面ドアカットで対応することが検討されたが、当時の村岡四郎社長が安全面などの理由でこれに反対し、この地下道を造ってホームが延伸された(詳細は村岡の項目を参照)。
- 2008年(平成20年)10月のダイヤ改正まで、当駅は京阪線・大津線全線の中で客扱い列車の本数が一番少なかった。これは、特にラッシュ時において、上り列車は隣の樟葉止まり、下り列車は淀止まりが多く存在し、かつ同時間帯に多く運転されていた急行は当駅を通過しているためであり、夕方以降や土休日の朝9時 - 10時台は約15分間隔で運転されていた。同ダイヤ改正以後は、下り淀行きや急行を減便したことにより、ほぼ終日約10分間隔で列車が到着するようになった。
隣の駅
- 京阪電気鉄道
- テンプレート:Color京阪本線
- テンプレート:Color快速特急・テンプレート:Color特急・テンプレート:Color通勤快急・テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行
- 通過
- テンプレート:Color通勤準急(平日下りのみ運転)・テンプレート:Color準急・テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速特急・テンプレート:Color特急・テンプレート:Color通勤快急・テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行
脚注
- 元の位置に戻る ↑ 小学館刊 JR・私鉄全線各駅停車別巻2「大阪・神戸・京都・福岡の私鉄」(1993年発行)109頁下段より。
- 元の位置に戻る ↑ 『京阪百年のあゆみ[資料編]』より
- 元の位置に戻る ↑ “八幡市統計書(平成23年版)”、“八幡市統計書(平成25年版)”. 2013年12月27日閲覧。
- 元の位置に戻る ↑ テンプレート:Cite web年度数値を日数で除して算出。
- 元の位置に戻る ↑ 出典・「鉄道ピクトリアル」1973年7月増刊号『京阪電気鉄道特集』の52頁「橋本遊郭」より
- 元の位置に戻る ↑ 出典・京阪100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)84頁「淀川の決壊」
- 元の位置に戻る ↑ 出典・京阪100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)231頁「台風13号の被害」
- 元の位置に戻る ↑ 出典・京阪電鉄開業100周年記念誌『京阪百年あゆみ』」資料編140頁
- 元の位置に戻る ↑ 出典・季刊広報誌『グラフ京阪』1993年春季号
- 元の位置に戻る ↑ 出典・月刊沿線情報誌『K・PRESS』2013年1月号、16面「くらしの中の京阪」