植松奎二
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植松 奎二(うえまつ けいじ、1947年-)は兵庫県神戸市生まれの芸術家。
兵庫県立御影高等学校、神戸大学教育学部美術科卒業。1969年京都での最初の個展を皮切りに、日本では大阪、ドイツではデュッセルドルフに居住しながら、1988年にはベニスビエンナーレ日本代表に選出されるなど国際的な活躍を続けている。70年代の観念的な作品群から、近年とみに増えた国内外における野外彫刻の設置にいたるまで旺盛な創作活動に一貫するものは、木、石、布、金属といった素材を時として、多彩に配置し、空間の異化を生み出すことで人間の知覚の背後に潜む普遍的な力-重力や磁場-を作品を通して確認させようとする試みである。2013年、『截接―軸・経度・緯度』で第38回中原悌二郎賞受賞。
パブリックコレクション
- アート・カイト・ミュージアム(ドイツ)
- リューネン市裁判所(ドイツ)
- ミュンヘン空港
- カルティエ現代美術財団(パリ)
- 旭川市彫刻美術館
- 国際芸術センター(青森)
- ファーレ立川(東京)
- 愛知県立図書館
- 兵庫県立美術館
- 西宮市大谷記念美術館
- 北九州市立美術館
- 霧島アートの森(鹿児島)
- JR山陰本線和田山駅前(兵庫)