成都双流国際空港
テンプレート:Infobox 空港 テンプレート:中華圏の事物 成都双流国際空港(せいとそうりゅうこくさいくうこう)は中華人民共和国四川省成都市双流県に位置する国際空港。
概要
IATA空港コードはCTU。ICAOコードはZUUU。全長3,600メートル、幅60メートルの滑走路2本を有する国際空港で、総面積67万平方メートルで西南地区最大の空港である。中国民用航空総局(CAAC)の西南管理局が置かれ、中国国際航空(西南公司・旧中国西南航空)、四川航空、成都航空が同空港をハブ空港としている他、国内外の20社ほどが乗り入れている。
ターミナルビルは2つあり、元々のターミナルビルは「旧ターミナルビル」として四川省内の空港及び元々四川省だった重慶市行きの出発専用、2001年に使用開始になった新ターミナルビルは「第1ターミナルビル」としてすべての路線の到着と国際線、四川省・重慶市行き以外の他省行き国内線の出発用として使われた。そして、「第2ターミナルビル」建設の進展に伴い、旧ターミナルビルは閉鎖され、第1・第2ターミナル間の連絡通路として新築され、2012年8月、第2ターミナルビルがオープンし、国際線および四川航空国内線が第1ターミナルビルに残った以外、他の国内線各社は第2ターミナルビルに移転した。
歴史
- 1938年 成都双桂寺空港として開港する。滑走路は未舗装で、小型の複葉機しか離発着できなかった。
- 1944年 拡張工事を実施。滑走路全長を1400メートルとし、石灰と玉石で舗装した。これによって、15トン以下の飛行機が離着陸できるようになった。
- 1956年12月12日 中国中央軍事委員会総参謀部が成都双桂寺空港の民用使用を許可し、中国民航の一空港となる。成都双流空港と名称を変更する。
- 1957年 中国民航成都管理局は、ハブ空港を成都広漢空港から、成都双流空港に移転する。北京、太原、西安、重慶、昆明、貴陽、南充等の路線が開港する。
- 1959年 翌年にかけて拡張工事を実施。滑走路全長が2200メートルとなり、100トン以下の飛行機が離着陸できるようになった。新築されたターミナルビルは床面積が8500平方メートルあった。
- 1967年 拡張工事を実施。滑走路全長が2600メートルとなる。
- 1983年、1991年 2度の拡張工事により、ターミナルビルの床面積が17400平方メートルとなり、航空管制、誘導通信、気象予報、給油設備等を備え、西南地区随一の空港となる。
- 1994年から2001年にかけて総工費28億元を投じ、大規模な拡張工事が行われる。滑走路全長が3600メートルとなり、大型飛行機も離着陸できるようになる。新しいターミナルビルは床面積が82,000平方メートルとなり、到着客と出発客を分離する構造となった。
- 2003年 総工費3億8000万人民元を投じ、床面積が39,000平方メートルの国際ターミナルビルの建設を開始する。
- 2004年9月28日 国際ターミナルビルが完成。ターミナルビルの床面積が138,000平方メートルとなる。
- 2009年、第2滑走路が完成した。第2ターミナルビルを建設中である。中国西南地区の国際ハブ空港としたい意向である。
- 2011年6月19日 全日本空輸が成田空港からの初の直行便を就航。
- 2012年8月9日第2ターミナルビル運用がスタート。
アクセス
成都市中心部から16キロの距離にある。空港からリムジンバスの303路(岷山飯店隣行・高速経由・10元)、300路(火車北站行・一般道経由・10元)、317路(成都東站東広場行・高速経由・12元)が走っている。交通は比較的至便である。
タクシーでは市の中心部まで60元程度。ほとんどのタクシー運転手は、中国語の文字は読めるが、基礎レベルの英語すら話せない(中国では普通)。
建設中の成綿楽都市間鉄道の駅が設けられる予定である。地下鉄6号線支線が通る予定もある。
設備
レストラン、喫茶店、ファーストフード、本屋、おみやげ屋などがある。T1のKFC(国際線入口右)の営業時間は4時半~24時である。市内には24時間営業のコンビニが増えているが、2013年2月現在、空港内にはまだない。
有料で使えるインターネット端末もあり。中国語と英語は使えるが、日本語は使えない。
通貨の両替所は両ターミナルにある。日本円は千円札、1万円札を扱ってる。空港は24時間営業だが、両替所は半日営業で早朝・深夜は両替できない。休日も両替可能。
就航路線
第1ターミナル
- 国際線(四川航空のみ国内線も発着)
第2ターミナル
- 国内線のみ
脚注