多賀城駅
多賀城駅(たがじょうえき)は、宮城県多賀城市中央二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙石線の駅である。
目次
歴史
- 1925年(大正14年)6月5日 - 宮城電気鉄道の駅として開業する。
- 1944年(昭和19年)5月1日 - 宮城電気鉄道国有化により国鉄の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本に継承される。
- 2003年(平成15年)
- 2009年(平成21年)11月29日 - 始発列車より、上り線が高架線に切替となる[1]。
- 2010年(平成22年)
- 2月14日 - エスカレーターの供用を開始するテンプレート:要出典。
- 5月31日 - 駅構内で唯一の飲食店だった「蔵王そば」(こばやしが営業)が、この日をもって閉店するテンプレート:要出典。
- 2012年(平成24年)4月8日 - 始発列車より、下り線が高架線に切替となる(中線部の2番線に発着)[2]。
- 2013年(平成25年)11月17日 - 新しい駅舎と新3番線および周辺の線路高架化工事が完成し、始発より供用を開始する[3]。また、旧駅舎の解体を12月頃より開始するテンプレート:要出典。
- 2014年(平成26年)3月15日 - 多賀城止まり・始発の列車がこの日のダイヤ改正より2番線からの発着に変更(多賀城~東塩釜の回送運転がなくなり、地上駅時代の番線利用に戻る)
駅構造
単式ホーム1面1線と、島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ高架駅である。構内配線は、外側の上下本線の間に1本の待避線を挟む、いわゆる国鉄式である。
直営駅(駅長・助役配置)で、管理駅として仙石線の陸前高砂駅 - 下馬駅の各駅と東北本線の陸前山王駅・国府多賀城駅を管理している。
みどりの窓口(営業時間は6時から21時)、びゅうプラザ(日祝休業)、自動券売機、指定席券売機、自動改札機、自動精算機が設置されている。
入居施設は、多賀城市観光協会が運営する「史都多賀城駅観光案内所」[4]のほか、商業施設として改札内にコンビニエンスストア「NEWDAYS」[5]、改札外に飲食店「キーチャンズ 駅中食堂多賀城店」[6]、「そば処 あやめ」がある。
のりば
1 | テンプレート:Color仙石線(上り) | 仙台・あおば通方面 |
---|---|---|
2 | テンプレート:Color仙石線(上り) | 仙台・あおば通方面 (通常、多賀城止まり・多賀城始発の列車が利用) |
3 | テンプレート:Color仙石線(下り) | 松島海岸・高城町方面 |
利用状況
JR東日本の発表によると、2013年度の乗車人員は1日平均6,335人である。
年度 | 1日平均乗車人員 | 備考・出典 |
---|---|---|
2000年 | 7,963 | [7] |
2001年 | 7,864 | [8] |
2002年 | 7,477 | [9] |
2003年 | 7,264 | [10] |
2004年 | 7,162 | [11] |
2005年 | 7,195 | [12] |
2006年 | 7,126 | [13] |
2007年 | 7,116 | [14] |
2008年 | 7,061 | [15] |
2009年 | 6,781 | [16] |
2010年 | 6,389 | [17] |
2011年 | - | ※データ非公表。 |
2012年 | 6,046 | |
2013年 | 6,335 |
仙石線多賀城地区連続立体交差事業
1999年度(平成11年度)より多賀城駅とその周辺では、総事業費約128億円の「仙塩広域都市計画都市高速鉄道 3号[※ 1]東日本旅客鉄道株式会社仙石線 多賀城地区連続立体交差事業」(2013年度まで)、および、総事業費約80億円の「仙塩広域都市計画事業 多賀城駅周辺土地区画整理事業」(2012年度まで)が施行された[18][19]。前者の立体交差事業について以下に述べる。
立体交差事業は、中野栄 - 多賀城 - 下馬の区間中約1.8kmを高架化するとともに4箇所の踏切を廃止するものであり、2006年(平成18年)5月に安全祈願祭が行われ本格着工した。2007年(平成19年)5月20日には仙石線下り線が仮設線に切り替えが行われ、上り線も同年12月2日に仮設線に切り替えられた事に伴い、旧1・2番線ホームは使用中止とされた(駅舎から仮1番線ホームまでは仮設通路が設置されていた)。のち、2009年(平成21年)11月29日の始発列車から、上り線が高架新線に切り替えられた[1]。
当初の全面使用開始は2011年(平成23年)の予定[20]であったが、東日本大震災の影響で遅れが生じ、新下り線への切替は2012年(平成24年)4月8日に行われた[2]。ただし駅部は暫定処置として完成時の中線ホーム(2番線)を使用していた。新下り本線ホームとなる新3番線ホームおよび高架新駅舎は2013年(平成25年)11月17日に完成した[3]配線は工事前と同様の2面3線となったが、ホームの配置が異なる[※ 2]。
工事開始に伴い、多賀城駅での折り返しができなくなったため、多賀城駅止まりの列車は3番線(2012年(平成24年)4月8日以降は2番線)に停車後、東塩釜駅へ一旦回送され、折り返し東塩釜駅から多賀城駅1番線に回送された上で、多賀城駅始発の列車として運転されていた(実際の運用としては、多賀城駅終着の下り列車は東塩釜駅まで回送され折り返し東塩釜始発の上り列車に、また東塩釜終着の下り列車は折り返し多賀城駅まで回送し多賀城駅始発の上り列車になる例が多かった)。なお、高架駅完成後も2014年(平成26年)3月14日までこの形態は続けられていたが、翌日のダイヤ改正により2番線からの発着に変更された。これにより多賀城~東塩釜間の回送運転は終了し、地上駅時代と同様の番線利用となった。
駅周辺
路線バス
- 汐見台団地線(ミヤコーバス)
- 多賀城駅前 - 松ヶ浜入口 - 汐見台中央 - 菖蒲田
- 多賀城東部線「ユーアイバス」(ミヤコーバス受託運行)
- 国府多賀城駅 - 多賀城駅 - 東小学校前 - 境山 - 汐見台中央
- 多賀城西部線(仙塩交通受託運行)
- 多賀城駅前( - 市民プール前) - 高橋四丁目 - 山王地区公民館 - 岩切駅前 - 高橋一丁目 - 高橋四丁目( - 市民プール前) - 多賀城駅前
- 七ヶ浜町民バス「ぐるりんこ」(ジャパン交通受託運行)
- 多賀城駅 - 大代橋 - 菖蒲田 - 君ヶ岡公園
- 多賀城駅 - 大代橋 - 仙台火力前 - 君ヶ岡公園
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color仙石線
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
テンプレート:仙石線- ↑ 1.0 1.1 テンプレート:PDFlink - JR東日本仙台支社(2009年10月15日付)
- ↑ 2.0 2.1 テンプレート:PDFlink - JR東日本仙台支社(2012年2月23日付)
- ↑ 3.0 3.1 テンプレート:PDFlink - 多賀城市(2013年11月13日付)
- ↑ 観光案内所がリニューアルオープンします! - 多賀城市観光協会(2013年11月8日付、同年12月23日閲覧)
- ↑ 仙石線の駅一覧(お店をさがす) - JR東日本リテールネット(2014年1月16日閲覧) ※「多賀城」を選択すると詳細を表示。
- ↑ キーチャンズ 駅中食堂多賀城店 - キッチンキッチンカフェ キーチャンズ(2013年12月23日閲覧)
- ↑ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ↑ 多賀城駅周辺整備計画 - 多賀城市
- ↑ テンプレート:PDFlink - 東北大学鉄道研究会
- ↑ 進行中の建設プロジェクト - JR東日本
- ↑ 仙台港のご案内 - 太平洋フェリー(2013年12月23日閲覧)
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