国吉駅
国吉駅(くによしえき)は、千葉県いすみ市苅谷にあるいすみ鉄道いすみ線の駅である。急行が停車する。
2009年(平成21年)10月1日から、駅名表記は命名権により「風そよぐ谷 国吉」(かぜそよぐたにくによし)となっている(後述)。
構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。無人駅であり、駅舎は商工会との合築となっている。ホーム中央に警報機付きの構内踏切がある。他に保線車両用留置線もあり、かつて相模線や久留里線などで活躍したキハ30 62が保存されている。
構内に直営売店「VALLEY WINDS」が設置され、いすみ鉄道オリジナル商品やムーミングッズなどを販売している。(営業時間:10時 - 16時、無休)
命名権の売却
鉄道DVDなどを制作しているパシナコーポレーションに対して命名権の売却を行い、2009年(平成21年)10月1日から、駅名が「風そよぐ谷 国吉」となっている。これはいすみ鉄道が自然と共生する環境にやさしい鉄道をキャッチフレーズとしていることから、ムーミンのキャラクターをデザインした「ムーミン列車」などを走らせていることにちなんで名前をつけたものである[1]。
また、パシナコーポレーションの代表取締役である鳥塚亮は、いすみ鉄道の社長でもあるため、実質社長本人が当駅名の命名権を購入したとも言える。ただし、デンタルサポート大多喜駅や三育学院大学久我原駅とは異なり、路線図などの旅客案内上では「風そよぐ谷」表記はなされておらず(ただしホームページの各駅情報には「風そよぐ谷」と表記されている)、当駅名の命名権が誰に売却されたかについては、公式サイトなどでは触れられていない(社長本人のブログで公表されている)。
利用状況
1日平均乗車人員 108人(2010年度)
近年の一日平均乗車人員推移は下表の通り。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
2007年 | 114 [2] |
2008年 | 107 [3] |
2009年 | 96 [4] |
2010年 | 108 [5] |
駅周辺
駅前には若干商店がある。
- いすみ市役所夷隅庁舎(旧 夷隅町役場)
- いすみ市立国吉小学校
- いすみ市立国吉中学校
- 千葉県立夷隅特別支援学校
- いすみ郵便局
- いすみ医療センター(旧 国保国吉病院)
- 国道465号
バス路線
のりば | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
国吉駅入口 | 市内循環線(内回り) | 下布施・新田野駅・大原駅 | 市役所大原庁舎 | いすみ市民バス | |
市内循環線(外回り) | 松丸市場・太東駅・大原駅 | 市役所大原庁舎 | いすみ市民バス |
歴史
- 1930年(昭和5年)4月1日 - 国鉄木原線の駅として開業、一般駅。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 貨物営業廃止、旅客駅となる。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
- 1988年(昭和63年)3月24日 - 木原線の第三セクター鉄道転換に伴い、いすみ鉄道いすみ線の駅となる。
- 1991年(平成3年)3月 - 駅舎建替。
- 2009年(平成21年)
- 9月 - 駅舎リニューアル(売店の設置、待合室・トイレの改修)。
- 10月1日 - 命名権売却により駅名表記が「風そよぐ谷 国吉」となる[1]。
隣の駅
- いすみ鉄道
- テンプレート:Colorいすみ線
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
テンプレート:いすみ鉄道いすみ線- ↑ 1.0 1.1 「「風そよぐ谷 国吉駅」に」交通新聞2010年1月19日
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成20年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成22年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成23年)