仙台 - 大船渡線

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仙台 - 大船渡線(せんだい・おおふなとせん)は、宮城県仙台市岩手県大船渡市を結ぶ高速バスである。

2012年12月22日よりすべての座席が指定となったため、乗車には事前の予約が必要。

概要

2001年12月のJR東日本ダイヤ改正で快速南三陸2・3号の大船渡線盛駅乗り入れが廃止された。これを受けて仙台側の宮城交通と大船渡(盛)側の岩手県交通が共同運行の形で運行開始に至った。運行開始当初は2往復であったが、JRからの利用者がシフトしたことにより4往復に増便された。これは着席数減少などといったJRのサービス低下によるものとされている。

また宮城交通では、ほぼ同時期に仙台 - 気仙沼線を佐沼・津谷経由から若柳金成IC~千厩経由に変更している(その後ミヤコーグループの再編に伴い運行事業者が宮城交通→宮交気仙沼バス→ミヤコーバスと変更)。変更当初は岩手県内は無停車であったが、現在では室根役場・千厩バスターミナル・千厩体育館入口・薄衣にも停車している。仙台 - 気仙沼間は両路線の回数券を共通利用できたことなら、気仙沼地区での乗車機会が向上し、高速バスに乗り仙台に行く乗客が増えている。

但し、2012年12月22日より当路線は座席指定の予約制となったため、回数券の共通利用はできなくなっている。

運行会社

停車停留所

2012年2月1日現在。

凡例 ○:乗車のみ取り扱い ●:降車のみ取り扱い

所在地 停留所名 仙台 - 大船渡線 備     考
仙台

大船渡
仙台

大船渡
宮城県 仙台市
青葉区
県庁市役所
仙台駅前 40番のりば(宮交仙台高速バスセンター)
広瀬通一番町
岩手県 一関市 岩手病院前
一関社会保険事務所入口
薄 衣
西小田工業団地入口
千厩体育館入口
千厩バスターミナル
一関市室根支所前 室根村役場前より改称
宮城県 気仙沼市 新月公民館前
気仙沼駅
気仙沼市役所前 気仙沼市内で唯一の気仙沼線南三陸線と3系統共通の停留所。
八幡大橋
大 沢
岩手県 陸前高田市 陸前高田市役所前
大船渡市 商人橋
盛駅
サンリアショッピングセンター
金成PA・新月パーキングで3分間休憩する。

運行回数

  • 1日4往復(各社2往復)。

運賃

  • 仙台 - 一関地区(一関社会保険事務所入口まで):大人片道1,500円、往復2,700円
  • 仙台 - 気仙沼・千厩地区(大沢 - 薄衣):大人片道1,800円、往復3,400円
  • 仙台 - 陸前高田・大船渡地区(陸前高田市役所前以北):大人片道2,300円、往復4,000円
※往復券は乗車日を含め10日間有効。
※2012年12月22日より、仙台 - 気仙沼線(ミヤコーバス)の回数券は当路線では利用できない。

歴史

  • 2001年12月21日 - 1日2往復で運行開始。
  • 2002年8月10日 - 1日4往復に増便。一関市内に停留所を新設(幸町、新大町、七沢)。
  • 2004年4月1日 - 岩手県交通大船渡営業所が早池峰バスに管理委託されたため、路線も同社に管理委託(2007年3月31日まで)。
  • 2005年9月1日 - 停車停留所の変更(岩手病院前、一関社会保険事務所入口、西小田工業団地入口(仙台 - 気仙沼線は通過)、鹿折駅前、大沢を新設。前木は通過(仙台 - 気仙沼線のみ停車)。幸町、新大町、七沢を廃止)。仙台駅前の発着場所をさくら野前に変更。
  • 2010年10月1日 - 運行経路の一部変更(「通岡峠まわり」から『三陸道・通岡トンネルまわり』に)、休憩場所の一部変更(「千厩バスターミナル」から『新月パーキング』に)[1]。仙台 - 気仙沼線、仙台 - 南三陸線とともにダイヤ改正並びに仙台駅前の発着場所が5年1ヶ月ぶりに宮交仙台高速バスセンター(旧:宮城交通高速バス総合案内所)に戻る。回数券を3枚綴りから2枚綴りに変更(運賃は上記参照。なお、旧一関市内間の5枚つづりの回数券は継続販売。)。
  • 2011年4月28日 - 同年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響(大津波国道45号気仙大橋落橋等)により運行を休止していたが、この日より岩手県交通が臨時ダイヤ(1日2往復)での運行を開始。千厩バスターミナル~盛駅前間は国道343号に迂回[2]し、陸前高田ドライビングスクール入口・サンビレッジ高田に停車。
  • 2011年5月7日 - この日より宮城交通が仙台 - 気仙沼市役所前間1日1往復で運行を再開[3]
  • 2011年5月31日 - この日より宮城交通の仙台 - 気仙沼便の「気仙沼市役所前」バス停を当分の間休止[4]
  • 2011年7月1日 - この日より宮城交通の仙台 - 気仙沼便を1日2往復に増便[5]
  • 2011年9月1日 - この日より仙台 - 気仙沼 - 大船渡間が震災前とほぼ同じ経路での運行を再開。運行回数も1日4往復に戻る[6]
  • 2011年12月20日 - 「気仙沼市役所前」バス停への停車を再開[7]
  • 2012年2月1日 - 運行経路変更に伴い、「サンビレッジ高田」停留所を廃止[8]
  • 2012年12月22日 - この日より座席指定予約制を導入。回数券の販売を終了し、各区間で往復券の発売を開始。同時にミヤコーバスの仙台 - 気仙沼線との回数券の共通利用が不可となる[9]

利用状況

年度 運行日数 運行便数 年間輸送人員 1日平均人員 1便平均人員
2002(平成14)年度 365 2,421 39,158 107.3 16.2
2003(平成15)年度 366 2,958 49,210 134.5 16.6
2004(平成16)年度 365 3,013 54,161 148.4 18.0
2005(平成17)年度 365 3,069 54,801 145.3 17.3
2006(平成18)年度 365 3,097 53,052 150.1 17.7
2007(平成19)年度 366 3,095 51,726 141.3 16.7

使用車両画像一覧

関連項目

脚注

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外部リンク

  1. 岩手県交通「大船渡・仙台線」の案内より(2010年10月1日閲覧)
  2. テンプレート:PDFlink
  3. 高速バス「仙台~大船渡線」の運行について ~5月7日から仙台~気仙沼間で運行を再開します~.(宮城交通)
  4. 高速バス「仙台~大船渡線」における一部バス停休止のお知らせ ~5月31日(火)から当面の間、始発・終点が変更となります~.(宮城交通)
  5. 高速バス「仙台~大船渡線」が平成23年7月1日より増便します(宮城交通)
  6. テンプレート:PDFlink(岩手県交通)
  7. テンプレート:PDFlink(岩手県交通)
  8. テンプレート:PDFlink(岩手県交通)
  9. 岩手県交通 仙台 - 大船渡線の案内ページ