上野村
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テンプレート:Infobox 上野村(うえのむら)は、群馬県の南西部に位置し、多野郡にある村。
目次
概要
- 1985年8月12日に発生した日航ジャンボ機墜落事故(日本航空123便墜落事故)の発生地である高天原山(報道では御巣鷹山に墜落したとされたが、これは誤りで、実際に墜落したのは高天原山に属する尾根)を含む村であるが、救助に当たったのは上野村消防団である。村内の楢原地区には財団法人・慰霊の園により「慰霊の園」が建てられた。
- 2003年4月1日に中里村が廃止されてからは、群馬県内で最も人口の少ない自治体となった。
- 「平成の大合併」に対して、合併をしないという宣言を出した(他に福島県東白川郡矢祭町が同様の宣言を出している)。
- 人口密度が県内の市町村の中で最も低い。
- また、可住地面積割合の7.0%も県内で最も低い。
- 山間にある過疎地域であるが、2005年に上野ダムが完成し、固定資産税の税収が増加したのに伴い2006年度以降地方交付税の不交付自治体となっている(ダム完成前の2005年時点の財政力指数は0.20とかなり脆弱な財政だったが、ダム完成後の2007年には一気に1.27にまで上がり県内一の高さを誇るようになった。2008年には更に1.73に上昇した)[1]。
地理
群馬県南西部の山間に位置する村落。長野県・埼玉県と境を接する。
歴史
- 1889年4月1日:町村制度施行に伴い、上野村が発足。
- 1985年8月12日:羽田空港発伊丹空港行き日本航空123便が、高天原山の尾根に墜落(報道では御巣鷹山と報道された)。事故については「日本航空123便墜落事故」を参照。
- 2002年9月:村内初の信号機を設置。直前の時点で群馬県内で信号機が設置されていない町村は、この上野村と中里村のみであった。なお群馬県内で最後まで信号機がない村として残った中里村は2003年4月に万場町との合併によって神流町となり、「信号機がない村」を解消した。
- 2004年3月24日:湯の沢トンネルが開通。
人口
交通
道路
- ふるさと林道湯の沢線(湯の沢トンネル)
路線バス等
神流川沿いに多野郡内の下流・関東平野にある旧・新町(現・高崎市の飛地)を結ぶ路線が基幹的路線となっている他、山を越えた北方向の甘楽郡下仁田町へ直行する乗合タクシー路線がある。県外路線はない。
道の駅
観光地
行政
- 村長:神田強平(2009年6月就任 2期目)
教育
医療
- へき地診療所
- へき地歯科診療所
警察
消防
- 多野藤岡広域消防本部 藤岡消防署
- 奥多野消防分署上野消防出張所(多野郡上野村大字川和19)
姉妹都市
健康づくりにおける相互応援協定都市
出身有名人
関連項目
外部リンク
- 上野村公式ホームページ
- 上野村商工会
- 上野村森林組合
- 上野村漁協
- 上野振興公社 - ホテル、キャンプ場、コテージ、温泉等管理
- 特産品アンテナショップ【十石市場】
- 上野村公式Youtubeチャンネル
- 日航ジャンボ機墜落事故の記録