三菱東京UFJ銀行貨幣資料館
テンプレート:博物館 三菱東京UFJ銀行貨幣資料館(みつびしとうきょうユーエフジェイぎんこう かへいしりょうかん)は、愛知県名古屋市東区赤塚にある、三菱東京UFJ銀行(旧・東海銀行)の企業博物館である。
概要
日本と世界各地の貨幣およそ1万点を体系的に展示すると共に、歌川広重の「東海道五十三次」などの美術品も展示されている。その他に日本最大の両替屋の再現、東海銀行の歴代貯金箱の展示、1億円の重量体験などの各コーナーが設けられている。
沿革
- 1961年(昭和36年) - 東海銀行設立20周年を記念して、東海銀行本店ビル(現・三菱東京UFJ銀行名古屋ビル)内に設けられる。
- 1981年(昭和56年) - 北隣の御幸ビル1階に移転した。
- 2002年(平成14年) - 名古屋市中区錦に移転した。
- 2006年(平成18年)1月1日 - 東京三菱によるUFJ銀行救済合併に伴う三菱東京UFJ銀行への社名変更を受け、「UFJ銀行貨幣資料館」から現在の名称に変更された。
- 2009年(平成21年)1月30日 - 休館。
- 2009年(平成21年)4月20日 - 東区赤塚町に移転開館。
移転前の建物概要
三菱東京UFJ銀行貨幣資料館が入居していたビルは、東海銀行の前身の一つ・名古屋銀行(現在の名古屋銀行(旧・名古屋相互銀行)とは別会社)の本店として1926年に建てられたもので、1961年まで東海銀行本店、その後は2000年まで中央信託銀行名古屋支店として使用されていた。
資料館が位置した名古屋都心部のメインストリート・広小路通には、かつて旧住友銀行名古屋支店(1925年竣工1998年解体)、名古屋日本徴兵館(1939年竣工 太平洋戦争後「名古屋大和生命ビル」→「東海銀行本店別館」→「UFJ銀行名古屋ビル別館」に改称 2004年解体)など、大正期から昭和初期にかけて建てられたオフィスビルが数多く立ち並んでいた。近年、これらのビルが相次いで取り壊される中、この建物は三井住友銀行名古屋支店(旧・三井銀行名古屋支店 1934年竣工)、明治屋名古屋店(1938年竣工)とともに、名古屋における近代建築の貴重な遺構となっている。
1989年に名古屋市都市景観重要建築物に指定されている。
設計は、曽禰達蔵を顧問とし、 中京の近代建築の重鎮・ 鈴木禎次が当たり、 竹中工務店が施工した。三菱東京UFJ銀行貨幣資料館が入居していた建物の正式名称は『三菱東京UFJ銀行名古屋ビル旧館』である。これは旧東海銀行本店(現三菱東京UFJ銀行名古屋ビル)の旧本部が入居していた関係の由来である。三菱東京UFJ銀行名古屋ビル旧館は北館・南館と分かれており、貨幣資料館は南館一階に位置した。
- 敷地面積
- 1749.627平方メートル
- 建築面積
- 南館4977平方メートル
- 北館3150平方メートル