ロステケス鉄道
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ロステケス鉄道(ロステケスてつどう、Metro Los Teques)は、ベネズエラのカラカスの南西部と、ミランダ州のロステケスを結ぶ鉄道である。「メトロ」の名称を持ち、カラカス地下鉄の延長にあるが、山間のトンネルを除けば全線地上を走る。2駅、9.5km。
歴史
ロステケス鉄道が建設、運営する。同社はカラカス地下鉄、ミランダ州、ロステケスを抱えるグアイカイプロ市の出資で設立された。計画は1982年からあったが、実際に工事が始まったのは2001年からである。2006年に開通、営業を開始した。さらなる延伸の工事が進んでいる。
路線
カラカス地下鉄二号線の終点、ラス・アドフンタス駅から南に、サンペドロ川の谷を通ってロス・テケスに出る。ラス・アドフンタス駅には、二号線の建設時からロス・テケス鉄道のためのホームが用意されていた。新設の駅はロス・テケスにあるアリプリメラ駅だけで、ラス・アドフンタス駅との間を往復する。列車の乗り入れの予定はなく、乗客は隣のホームでカラカス地下鉄に乗り換える。