プリブノーボックス
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プリブノーボックス (Pribnow box) とは、真正細菌の遺伝子において、RNAポリメラーゼによる転写開始位置の上流10塩基対の位置にみとめられる共通塩基配列のこと。-10領域あるいは-10ボックスとも呼ばれ、また、真核生物同様TATAボックスと呼ばれることもある。遺伝子の転写において、プロモーターとして機能し、RNAポリメラーゼの結合位置を規定する配列といわれている。
具体的な配列としては、
- 5'-tataat-3'
の6塩基対から成る配列となっている。 なお、大腸菌の各種遺伝子における塩基配列の共通の程度はつぎの通り。[1]
T | A | T | A | A | T |
82% | 89% | 52% | 59% | 49% | 89% |
真核生物(及び古細菌)における、TATAボックスに相当する。