フリッグ
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フリッグ（テンプレート:Lang-non）は北欧神話に登場する愛と結婚の女神・豊穣の女神。
概要
オーディンの妻[1]でバルドルの母。最高位の女神[2]。オーディンと共に玉座フリズスキャールヴに座す権利を持つ[3]。フィヨルギン[注釈 1]の娘[4]。 予言の能力を持っているが決して口にすることはない[5]。ロキの悪意によって息子バルドルを失う[6]。
フリッグという名は古ノルド語形で、ドイツ語ではフリッカ(Fricka)、古英語形ではフリー(Frig)という。
英語で金曜日を意味するFridayは、フリッグの日という意味（フレイヤの日という解釈もある）。フリッグが愛の女神という点でローマ神話のウェヌスと同一視されたためである。
『古エッダ』の『巫女の予言』ではフリッグの別名「フリーン(Hlín)」が出てくる。「フリッグの喜び（オーディン）が狼に倒される時フリーンを2番目の悲しみ（1度目はバルドルの死）が襲う」といわれている[7]。女神フレイヤはこの別名フリーンと名前が似ておりそれぞれの夫（オーズ、オーディン）も名前が似ていることから2人が同一視されることがある。（詳しくはオーズを参照のこと）
またフリーンという名前の女神が別にいてフリッグの侍女だとされている。（詳しくはフリーンを参照のこと）
フリッグの宮殿はフェンサリルといい、喩えようもなく豪華な場所だという[8]。
脚注
注釈
- 元の位置に戻る ↑ 大地と大気の女神とも。
出典
出典
備考
1862年に発見された小惑星には、彼女に由来する「フリガ (77 Frigga)」という名がつけられている。
テンプレート:北欧神話- 元の位置に戻る ↑ 『ギュルヴィたぶらかし』第9章（『エッダ 古代北欧歌謡集』231頁）など。
- 元の位置に戻る ↑ 『ギュルヴィたぶらかし』第35章（『エッダ 古代北欧歌謡集』251頁）など。
- 元の位置に戻る ↑ 『エッダ 古代北欧歌謡集』57頁。
- 元の位置に戻る ↑ 『エッダ 古代北欧歌謡集』231頁。
- 元の位置に戻る ↑ 『ロキの口論』第29節。（『エッダ 古代北欧歌謡集』83頁。）
- 元の位置に戻る ↑ 『ギュルヴィたぶらかし』第49章（『エッダ 古代北欧歌謡集』271頁）など。
- 元の位置に戻る ↑ 『エッダ 古代北欧歌謡集』14頁。
- 元の位置に戻る ↑ 『エッダ 古代北欧歌謡集』251頁。
