パラグアイ川は、パラナ川最大の支流で、全長2,549kmの川である。アマゾン川の支流であるタパジョス川の上流を水源とする。ただし合流点の確認はないので、アマゾン川とは別の水系になる。
パラグアイ川は初めは南西方向に流れ、次に南流する。川の水は主に東のブラジル側の川から流入する水によって供給される。上流部は浅くて流れがゆるく、雨季になると堤防の両側へ数百kmも氾濫し、周囲の湿原は湖沼地帯に変貌する。パラグアイの首都アスンシオンの南400kmの地点で、パラナ川に合流する。