ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー(Disney California Adventure、略称:DCA)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州アナハイムにあるウォルト・ディズニー・カンパニーが運営するディズニーパークである。
目次
施設
- 名称:ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー Disney California Adventure
- 所在地:カリフォルニア州アナハイム
- 開園日:2001年2月8日
概要
オープン
2001年2月に、ディズニーランドの正門前の駐車場スペースにカリフォルニア州をテーマに作られた。なお、同時にダウンタウン・ディズニーもオープンした。オープン当初は集客に苦戦したが、大手広告代理店の[[TBWA\CHIAT\DAY|TBWAテンプレート:BackslashCHIATテンプレート:BackslashDAY]]社とともに集客キャンペーンを行った結果、近年は集客数が順調に増加している。
ターゲット層
ディズニーランドと違い園内でアルコール類が提供されている他、本格的なローラーコースターが設けられているなど、全体的にディズニーランドより上の年齢層をターゲットにしている。
施設
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーの施設は、以下の8つのテーマランドで構成されている。
ブエナビスタ・ストリート
ハリウッドランド
ハリウッドランドは、映画をテーマにしたエリア。「トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー」や「モンスターズ・インク マイクとサリーのレスキュー」などのアトラクションがある。
以前は「ハリウッド・ピクチャー・バックロット」という名称だった。
グリズリー・ピーク
グリズリー・ピークは、カリフォルニアの大自然をテーマにしたエリア。ラフティング型のアトラクション「グリズリー・リバー・ラン」がある。
以前はコンドル・フラット、パシフィック・ワーフを含め「ゴールデン・ステート」という名前だった。
コンドル・フラット
コンドル・フラットは、カリフォルニアの大自然をテーマにしたエリア。「ソアリン・オーバー・カリフォルニア」がある。
また正面エントランスとは別に、直営ホテルのディズニー・グランド・カリフォルニアン・ホテルからの入園口がある。
パシフィック・ワーフ
パラダイス・ピア
パラダイス・ピアは、カリフォルニアのビーチカルチャーをテーマにしたエリア。少し古めの遊園地をモチーフにしたアトラクションが多く、人気のアトラクション「カリフォルニア・スクリーミン」や「トイ・ストーリー・マニア!」などがある。
バグズランド
バグズランドは、映画「バグズ・ライフ」をテーマにしたエリア。2002年10月にオープンした。東京ディズニーシーのマーメイドラグーンのように、小さな子供向けのアトラクションが多い。
カーズランド
カーズランドは、映画「カーズ」をテーマにしたエリア。2012年6月15日オープン。
主なアトラクション
- カリフォルニア・スクリーミン
- 「パラダイス・ピア」にあるアトラクション。スタート直後にリニアモーターによって時速90キロまで加速したり、太陽のシンボルを一回転したりする人気のローラーコースター。ディズニー・ファストパス対応
- グリズリー・リバー・ラン
- 「グリズリー・ピーク」にあるアトラクション。8人乗りの円形ボートに乗って、滝つぼに落ちたりなどの激流を下っていくアトラクション。ディズニー・ファストパス対応
- ソアリン・オーバー・カリフォルニア
- 「コンドル・フラット」にあるアトラクション。ハンググライダータイプのライドに乗って、空中飛行を楽しめるアトラクション。ディズニー・ファストパス対応
- トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー
- 「ハリウッドランド」にあるアトラクション。古びたホテルのエレベーターに乗って、急上昇や急降下を体験するフリーフォールタイプのアトラクション。ディズニー・ファストパス対応
- トイ・ストーリー・マニア!
- 「パラダイス・ピア」にあるアトラクション。映画「トイ・ストーリー」のウッディやバズ達と共に、ライドに乗ってスクリーンの的を狙っていく4Dタイプのアトラクション。
エンターテイメント
- ピクサー・プレイ・パレード
- ピクサーの映画のキャラクターが登場するパレード。
- ディズニー・エレクトリカル・パレード
- 各キャラクターと電飾されたフロート、ダンサーが電子演奏とともにパレードするもの。以前は、隣のディズニーランドで行われていた。
- ワールド・オブ・カラー
- 「パラダイス・ピア」のラグーンで行われるスペクタクル・ウォーターショー。様々な噴水、レーザー光線、巨大なウォータースクリーンを使って、「リトル・マーメイド」「トイ・ストーリー」などの様々なディズニー映画を映しだす迫力のショー。
今後の計画
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーはオープン当初から、「目玉のアトラクションの少なさ」や「テーマ性の無さ」が指摘されており、来園者が伸び悩んでいる。そのため、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーでは2007年から約5年間、新エリアの建設やアトラクションのリニューアルなどパーク全体で改装工事を行う。工事費は約11億ドル[1]。
- エントランスとゲートの改修
- 2011年に「ブエナ・ヴィスタ・ストリート (Buena Vista Street)」というエリアがオープン予定になっている。今の「サンシャインプラザ」に替わり、初めてウォルト・ディズニーが1920年代にカリフォルニアを訪れた際のロサンゼルスの雰囲気を再現したエリアになる。また、当時ロサンゼルスを走っていた赤い路面電車「レッド・カーズ」も導入される予定。
- シンボルの建設
- 今までディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーには、ディズニーランドの眠れる森の美女の城のようなシンボルがなかったが、ブエナ・ヴィスタ・ストリートに「キャセイ・サークル・シアター (Carthay Circle Theater)」が建設される予定。ちなみにキャセイ・サークル・シアターは、ウエストコーストで「白雪姫」が初めて上映された劇場である。
- パラダイス・ピア
- パラダイス・ピアでは、アトラクションの新規導入やリニューアルが予定されている。また、デッキウォークも建設予定。
- トイ・ストーリー・マニア! (Toy Story MIDWAY MANIA!)
- 2008年6月にオープンしたアトラクション。映画「トイ・ストーリー」のウッディやバズ達と共に、ライドに乗ってスクリーンの的を狙っていく4Dタイプのアトラクション。
- ゲーム・オブ・ザ・ボードウォーク (Games of the Boardwalk)
- 2009年4月にオープンした。ディズニー映画をテーマにしたゲームセンターのようなアトラクション。
- ミッキーのファン・ウィール (Mickey's Fun Wheel)
- 2009年5月にオープンした。オープン当初からあった「サン・ウィール」をリニューアルした観覧車タイプのアトラクション。観覧車の中心にあった太陽が、ミッキーの顔になった。
- シリー・シンフォニー・スウィング (Silly Symphony Swings)
- 2010年5月にオープンした。既存の回転ブランコ「オレンジ・スティンガー」を、「ミッキーの大演奏会」をテーマにリニューアルしたもの。
- グーフィーのスカイスクール (Goofy's Sky School)
- 2011年にオープンした。既存の小型ローラーコースター「マルホーランド・マッドネス」をリニューアルしたもの。
- リトル・マーメイド〜アリエルのアンダー・ザ・シー・アドベンチャー (The Little Mermaid〜Ariel's Undersea Adventure)
- 2011年2月オープン。映画「リトル・マーメイド」をテーマにしたアトラクション。
- 新エンターテイメント「ワールド・オブ・カラー (Disney's World of Color)」
- パラダイス・ピアのラグーンで行われる予定の夜のショー。2010年6月スタートにした。ウォータースクリーンなどを使い、様々なディズニーキャラクターを映す。また、このショーのための鑑賞エリアも建設される。
- 新エリア「カーズランド (Cars Land)」
- カーズランドは、この改修工事の目玉で、ピクサー映画「カーズ」をテーマにしている。2012年6月オープンで、広さは約12エイカー。映画で出てきた「ラジエーター・スプリングス」を舞台にしていて、「ラジエーター・スプリングス・レーサー (Radiator Springs Racers)」など3つのアトラクションが導入予定となっている。
これらのアトラクションのイメージ図や建設風景などは、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー内にある「ブルースカイ・セラー (Walt Disney Imagineering Blue Sky Cellar)」で見ることができる。