ダームスタチウム
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テンプレート:Elementbox ダームスタチウム(テンプレート:Lang-en-short)は原子番号110の元素。元素記号は Ds。超ウラン元素、超アクチノイド元素であり、安定同位体は存在しない。
発見された同位体元素はいずれも半減期がマイクロ秒(100万分の1秒)台から11秒と大変短く、その物理的、化学的性質の詳細は不明であるが、銀色もしくは灰色の金属と推定される。現在最も長い半減期を持つ同位体はダームスタチウム281で11秒である。
同位体に関しては、ダームスタチウムの同位体を参照。
歴史
1994年(平成6年)、ドイツのダルムシュタット市にある重イオン研究所のペーター・アームブラスター (Peter Armbruster) とジクルト・ホフマン (Sigurd Hofmann) らの研究チームによって、重イオン線形加速器で加速したニッケル62イオンを、鉛208に衝突させることによってダームスタチウム269が発見された。
元素名は、重イオン研究所のあるダルムシュタット市の名前を由来とし、2003年(平成15年)8月にIUPACによって決定された。以前は、ウンウンニリウム (Uun) の系統名で呼ばれていた。
また、元素の日本名は当初ダルムスタチウム[1]、もしくはダルムシュタッチウムと呼ばれていたが、2004年(平成16年)3月に日本化学会によって[2]現在の「ダームスタチウム」と決定された。
出典
参考資料
『Newton 完全図解周期表 第二版 ~ありとあらゆる「物質」の基礎がわかる~』、株式会社 ニュートンプレス、2011年10月20日
外部リンク
- 日本物理学会 第446回理事会報告 - 元素の日本名がダームスタチウムに決定したことの報告。