ソポクレス
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テンプレート:Infobox 作家 ソポクレス(ソポクレース、ソフォクレスとも表記、テンプレート:翻字併記、紀元前496年頃 - 紀元前406年頃)は、アテナイの悲劇作家、古代ギリシア三大悲劇詩人の一人に数えられる。
概要
紀元前468年以来、大ディオニュシア祭で24回もの優勝を重ねた。劇の作法について数編の論文を著すなど理論面を重視し、ギリシア悲劇というジャンルを完成させた。
悲劇作家として成功し、富裕な市民層に属した。
著作
123編の悲劇を書いたと言われるが、欠けずに現存するのはわずか7編。絶対なる運命=神々に翻弄されながらも、悲壮に立ち向かう人間を描いたものが多い。代表作『オイディプス王』は、ギリシャ悲劇中の珠玉とされ、今日に至るまで西洋文学や心理学に多大な影響を与えている。
現存する作品
- アイアース
- アンティゴネー (紀元前441年ごろ)
- トラキスの女たち
- オイディプス王 (紀元前429年 - 紀元前425年ごろ)
- エレクトラ
- ピロクテテス (紀元前409年)
- コロノスのオイディプス (紀元前401年)
主な邦訳文献
- 『ギリシア悲劇全集』 岩波書店
- 『第3巻 ソポクレースⅠ』 1990年、ISBN 4000916033
- 『第4巻 ソポクレースⅡ』 1990年、ISBN 4000916041
- 『第10巻 ソポクレース断片』 1991年、ISBN 4000916114
- 『ギリシア悲劇(2) ソポクレス』 筑摩書房〈ちくま文庫〉、初版1986年、ISBN 4480020128
- 元版 『世界古典文学全集8巻 アイスキュロス・ソポクレス』 筑摩書房
初版1964年、復刊2005年ほか、ISBN 4480203087
- 元版 『世界古典文学全集8巻 アイスキュロス・ソポクレス』 筑摩書房
出典・参考文献
関連項目
外部リンク
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