スベリ
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スベリは、囲碁の用語。盤面の辺で打たれる手のひとつを指す。
概要
「スベリ」とは、盤面の辺において、高い位置にある相手の石に対し、自分の石を低く滑り込ませるように打つ手のことを指す。また、「走る」という表現を使うこともある(「二線へ走る」など)通常既にある自分の石から見て、ケイマや大ゲイマの位置に打つことになる。二線へのスベリは相手の地を荒らす手として、また自らの根拠を確保する手として大きな価値を持つことが多い。
スベリの例
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定石に現れるスベリの例。上左図白1、上右図白1,3がスベリ。
テンプレート:碁盤 9x9 黒1のスベリで確実に左右が連絡する。
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黒1のスベリで、隅の一団の生きを確保する。
サルスベリ
一線へのスベリは多くヨセの手として打たれ、サルスベリと呼ばれる。一般に、大ゲイマにスベるのを「大ザル」、ケイマスベリを「小ザル」と称する。下図は「大ザル」の例。 テンプレート:碁盤 9x9 参考図書:石井邦生『スベリ専科 (烏鷺うろブックス)』日本棋院、ISBN 9784818202955