ステゴサウルス
テンプレート:出典の明記 テンプレート:生物分類表 ステゴサウルス(学名:テンプレート:Snamei)は、ジュラ紀後期から白亜紀前期にかけて、現在の北米(テンプレート:Snamei、テンプレート:Snamei)と中国(テンプレート:Snamei)に生息していた、体長7メートルほどの植物食恐竜。恐竜の中でも最も有名な属の1つである。
ステゴサウルスを含む剣竜の化石は複数個体がまとまって発見されることがあり、群れで行動していたとする説の根拠の1つとなっている。
概要
学名は「Stego = 屋根に覆われた、Saurus = トカゲ」という意味であり「捨て子」ではない。発見された当初は完全な標本がなく、亀の甲羅のように骨質の板で背中が覆われていたと考えられたためである。
背中に骨質の板が、互い違いに立ち並んでいるのが特徴。使用目的には諸説あるが、表面と内部に多くの血管の跡と思われる痕跡が発見されたことから、アフリカゾウの大きな耳のように、熱を放射し体温を調節するのに役立っていたとする説が有力。かつては肉食恐竜に対する武器や防具とする説もあったが、薄く強度に劣るため、その役には立たなかったとされている。最新の研究では、成体となった後にも板が成長していることが判明しており、仲間同士におけるディスプレイだったとする説が提唱されている。武器としては尾の先にある4本の長大なスパイクが役立ったようで、これによる傷跡と思しき窪みがついた化石も見つかっている。喉の部分には、小さな骨片で構成された装甲板があったようだ。
頭は小さく、脳のサイズはクルミ程度である。背中の脊髄が通る管の途中に大きな空洞があり、以前はここに小さな脳を補うための“第2の脳”を持っていたと考えられたが、現在では鳥類にもあるグリコーゲン体(神経に栄養を供給する)が位置していたとされている。なお、実際のところステゴサウルスの知能がどの程度であったかは、詳しく分かっていない(現代医学では、脳の大きさは知能の指標にならないとされている。脳#機能も参照)。
ステゴサウルスはこれまで様々な種が提唱されてきた。しかし、ほとんどの種は、種として分類する為に有効な形質がないために、2008年に テンプレート:Snamei, テンプレート:Snamei ( = テンプレート:Snamei) テンプレート:Snamei, テンプレート:Snamei ( = テンプレート:Snamei ウエルホサウルス) テンプレート:Snamei の計3種に統一された。なお、尾のスパイクが8本あるといわれるステゴサウルスの骨格は、2個体以上の個体を混ぜて作ったものであるということがわかっている。そのため、ステゴサウルスの尾の棘は4本しかないとされている。
大衆文化
特徴的な形態から、数多くの映像作品に登場し、またデザイン的なモチーフとされている。
怪獣ゴジラの背びれのデザインはステゴサウルスが元となっている(シリーズ第1作『ゴジラ』、第22作『ゴジラvsデストロイア』にはステゴサウルスの骨格標本がでてくる)。
en:Stegosaurus in popular culture