ウグイス科 (Sibley)

ウグイス科（うぐいすか、学名テンプレート:Sname）テンプレート:Sname は、かつて提唱されていた鳥類スズメ目の科である。

系統と分類

以下の対照表では、ごく一部の属のみが関係する科を省略している。

伝統分類		Sibley & Ahlquist			現在の分類
ウグイス科テンプレート:Sname		セッカ科テンプレート:Sname			ウ	セッカ科テンプレート:Sname
		ウグイス科	ヨシキリ亜科テンプレート:Sname		ウ	セッカ科テンプレート:Sname
					ムシクイヒタキ科テンプレート:Sname
					ウグイス上科	ウグイス科テンプレート:Sname
						メボソムシクイ科テンプレート:Sname
						ヨシキリ科テンプレート:Sname
						オオセッカ科テンプレート:Sname
			オオセッカ亜科テンプレート:Sname			オオセッカ科テンプレート:Sname
			チメドリ亜科テンプレート:Sname	ズグロムシクイ族テンプレート:Sname		ダルマエナガ科テンプレート:Sname
				ミソサザイモドキ族テンプレート:Sname
	ダルマエナガ科テンプレート:Sname			チメドリ族テンプレート:Sname
チメドリ科テンプレート:Sname						ヒメサザイチメドリ科テンプレート:Sname
						チメドリ科テンプレート:Sname
			ガビチョウ亜科テンプレート:Sname			チメドリ科テンプレート:Sname

Sibley & Ahlquist のウグイス科は、それ以前のウグイス科とチメドリ科（およびチメドリ科から分離させることがあったダルマエナガ科）を合わせた群である。彼らはこれを単系統だと考えたが、実際の系統ではウグイス上科の各所に分散した多系統であり、現在の系統分類では多くの科に分割される。

Sibley & Ahlquist のウグイス科は4亜科に分かれ、そのうちチメドリ亜科は3族に分かれていた。おおよそ、ヨシキリ亜科が従来のウグイス科、チメドリ亜科が従来のチメドリ科に相当する。さらに彼らはオオセッカ亜科とガビチョウ亜科を独立させたが、現在から見ればこの措置は系統的ではない。一方、従来はウグイス科だったズグロムシクイ属がチメドリ類と同じチメドリ亜科に含まれる点は、以前より系統を反映していた。