ろ座
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ろ座(炉座、Fornax)は、南天の星座の1つ。
星の固有名称はなく、明るい星もない地味な星座であるが、そのような領域は、一方では深宇宙探査に適しているとも言える。 下掲の最遠天体の発見はその一例であろう。また、ろ座ボイドやろ座ウォールといった大規模構造の存在も確認されている。
主な天体
恒星
- α星:ろ座で最も明るい恒星。
星団・星雲・銀河
NGC1365の周辺にはろ座銀河団と呼ばれる矮小銀河の集団があり、口径の大きい天体望遠鏡などで観測することができる。
- UDFj-39546284:MACS0647-JDに次いで最も遠い天体。銀河と考えられている。
その他
由来と歴史
ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ によって18世紀に設定された。ラカーユはフラスコを加熱するための炉としてこの星座を設定した。当初の名はフランス語でFourneauだが、のちにラテン語でFornax Chemica(化学用炉)と記載した天文学者もいる。