アルテグラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルテグラ(ULTEGRA )はシマノ製品に広く使われている商標。UltimateとIntegrateを組み合わせたシマノの造語。
ロードバイク用コンポーネント
現在のラインナップでは最高峰のデュラエースに次ぐ2番目のグレードと位置づけられている。登場時はシマノ600という名称で高級機種のデュラエースに対してツーリング向け・廉価機種という位置づけであったが、その後度々改名されるとともに高級機種へと変化していった。
ランニングコストが安く性能が高いとしてデュラエースよりも好んで使用する自転車愛好家も存在する。また選手の練習用にも良く採用され、ヨーロッパのプロ選手にも多く使われている。 完成車では定価30万円前後のものに採用されることが多い。
ハンドルから手を放さずに変速できるシステムを、デュアルコントロールレバーにより実現している。
2007年秋に軽量版(上位版)としてアルテグラSLが発売され、完成車だと定価30~35万円前後のものに採用されている。
開発の経緯とシリーズの歴史
- 1976年 - シマノ600(ランドナー向けのツーリング用パーツ):
- 1980年 - シマノ600EX(アラベスクパターンを特徴とした、古典的ツーリング&ロード用途):
- 1985年 - NEW シマノ600EX(ロードバイク入門-中級者向けコンポへとシフト):
- 1986年 - NEW シマノ600EX-SIS(インデックス機構を初採用):
- 1992年 - シマノ600アルテグラ(STIの採用、リアの8速化)
- 1997年 - シマノアルテグラ6500系(リアの9速化)
- 2004年 - シマノアルテグラ6600系(リアの10速化)
- 2007年 - シマノアルテグラSL(6600系をベースに軽量化した上位版)
- 2009年 - シマノアルテグラ6700系《デュラエース7900系に準じたデザインに(カンパニョーロを模したハンドル周りのワイヤリングが特徴)》
- 2011年 - シマノアルテグラ6770系(Di2システムの採用)
- 2013年 - シマノアルテグラ6800系(リアの11速化)
スピニングリール
アルミ製のスピニングリール。