エアバス・グループ
テンプレート:Infobox エアバス・グループは、ヨーロッパの大手航空・宇宙企業である。エアバスの100%親会社である。ユーロネクストとフランクフルト証券取引所に株式公開している。
2014年1月1日に、これまでの「EADS」から「エアバス・グループ」に社名が変更され、同年5月27日に、旧EADSからの社名変更を含む定款の改訂が株主総会で承認され、同年6月2日付で法的にも社名が「エアバス・グループ」になると発表された[1]。
目次
概要
EADSは2000年7月に合併によって設立され、ボーイングに次ぐ世界第2の航空宇宙企業となった。また、BAEシステムズに次ぐヨーロッパ第2の兵器製造会社でもある。民間・軍用航空機に加え、ミサイル・宇宙ロケット・関連システムの開発・販売を行っている。
法的所在地はオランダのアムステルダムだが、本拠地はドイツのミュンヘン南方のオットーブルンにある。
EADSは国際宇宙ステーション (ISS) の主要な貢献企業でもある。EADSの一部門であるEADSスペーストランスポテーションにより設計・組立を行ったコロンバス実験モジュールが2008年2月11日より運用されている。シャトルの運用の問題もあり、計画は数年間の遅れを伴ったが、2006年にブレーメンからケネディ宇宙センターへエアバス ベルーガにて輸送された後、2008年2月7日にスペースシャトルアトランティスのSTS-122にて打ち上げられた。コロンバスの管制センターは、ドイツミュンヘンに近いドイツ航空宇宙センターの中にある。
歴史
- アエロスパシアル・マトラ(フランス)
- ダイムラー・クライスラー・アエロスペース (DASA)(ドイツ・アメリカ; 以前のMBB社)
- コンストルクシオネス・アエロナウティカス Construcciones Aeronáuticas SA (CASA)(スペイン)
2013年7月31日に、エアバス・グループに名称を変更することが発表された。
これまでは4部門制を採ってきたが、これを(1)商用機に特化したエアバス、(2)防衛・宇宙関連のエアバス・ディフェンス&スペース、(3)エアバス・ヘリコプターズの3部門に改める予定。労組との協議などを経て2014年中に完了する予定[2]。
部門
民航機(旅客機)
ヘリコプター
- エアバス・ヘリコプターズ:(100%) 小~大型機まで手掛ける軍用・民間用ヘリコプターのメーカー。世界全体で約40%のシェアを持つ。
防衛・宇宙・セキュリティ
宇宙産業
EADSの宇宙関連産業との関わりは以下のとおり:
- EADS アストリアムの100%株主(2003年1月30日にBAEシステムズから25%の株を買いとった)。
- EADS スペーストランスポテーションの100%株主。コロンバス実験モジュール、ATVなどを製造。
- EADS スペースサービスィズの100%株主。この企業は、パラダイムセキュアコミュニケーションズLtdという、軍事衛星運用会社が前身。イギリスの防衛省のために「スカイネット5」システムを運用している。
- アリアンスペースの株を28%保有。これは私企業の中では最大の割合。
防衛・安全保障システム
アビオニクス
- ディフェンスエレクトロニクス:EADSにセンサとアビオニクスを供給。
軍用航空機
テンプレート:仮リンク (High Energy Advanced Trainer) を含む製品を製造している。以下の企業の株を保有する:
- ダッソー・アビアシオン (45.76%) :戦闘機 ミラージュなどの軍用機のメーカー。
- ユーロファイター GmbH (46%) :戦闘機 ユーロファイター タイフーンのメーカー。
- ユーロコプター:輸送、戦闘、哨戒等軍用のヘリコプターを生産。
ミサイル
- MBDA (37.5%)
- LFK
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Asbox- ↑ Airbus Group Shareholders Approve All Resolutions At AGM, Including Name Change Airbus Group 27 May 2014
- ↑ テンプレート:Cite news