サボテンダー (ウルトラ怪獣)
テンプレート:Pathnav テンプレート:出典の明記 サボテンダーは、特撮テレビ番組『ウルトラマンA』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の怪獣（超獣）。別名「さぼてん超獣」。
『ウルトラマンA』に登場するサボテンダー
『ウルトラマンA』第12話「サボテン地獄の赤い花」に登場。
- 身長：60メートル
- 体重：5万トン
異次元人ヤプールが送り込んだ地球侵略用超獣の第11号で、超獣製造機で合成されたハリネズミとサボテンの合体生物。全身の棘（とげ）をミサイルとして発射、背の棘から放つショック波、体当たりや長い舌で相手を捕らえる他、溶解性の霧を吐くなどの攻撃手段を持つ。
初めに出現した際にはウルトラマンAに退治されそうになるが、小さなサボテンへと姿を変えて逃れ、サボテン売りの露店に紛れ込む。頭頂部の花で虫を捕食していたところをサボテン売り親父の息子・三郎少年が発見し、三郎は「サブロテン」と命名して学校で見せびらかすが、夜間に飼育小屋の鶏や巡回の用務員、三郎の父が食べていた焼き鳥までもその食料とし、徐々にエネルギーを蓄えてゆく。
ドライブ中の若いカップルを捕食したところでTACによって捕獲されるが、北斗の「宇宙昆虫がレーザーを浴びて巨大化した前例がある」という意見により、地上で破壊すると超獣として復活する危険があるとの判断から、宇宙に運んだ上でスペースミサイルによる破壊が試みられる。しかし、そのエネルギーすら吸収し、一気に力を付け復活する。
棘や舌でAを苦しめるが、最後はAに光線で舌を焼き切られ、球形のサボテン状に変形し体当たりを仕掛けたところをAに投げ飛ばされ、サーキュラーギロチンで身体を分断され倒される。
- 着ぐるみはマザリュースに改造された（首から下半身はリペイントされた）[1]。
- テンプレート:要出典範囲
- 劇中で北斗が挙げる「レーザーを浴びて巨大化した宇宙昆虫」は、前作『帰ってきたウルトラマン』に登場したノコギリンを指している。
『ウルトラマンタロウ』に登場するサボテンダー
『ウルトラマンタロウ』第30話「逆襲! 怪獣軍団」に登場。
- 身長：60メートル
- 体重：5万トン
ウルトラマンAに倒されたサボテンダーが改造・強化された超獣で、巨大ヤプール（改造）が操る怪獣軍団の一体。初代より少し太目な体型で、体色が緑色に限りなく近い黄緑色になっている。鳴き声も異なっている。また、初代に見られた無数の棘は生やしていない。ヤプールからは単に「サボテンダー」と呼ばれる。
危機に陥ったベムスター（改造）の援護のために、巨大ヤプール（改造）によって青い球に乗って出現、出現後にベムスター（改造）を勢い良く突き飛ばして進撃し、ベムスター（改造）に立ち向かった青年・海野八郎を殺害しようとするが、現れたウルトラマンタロウに阻まれる。後で出現したベロクロン二世（改造）はZATの攻撃に遭い成す術がなく、ベムスター（改造）は海野に両目をナイフで攻撃され苦しんでいたため、単身タロウと肉弾戦を繰り広げ、一時はタロウを投げ飛ばすなど奮戦するが、最期はストリウム光線で爆発せずに絶命する。
- 関連書籍では、名称を「改造サボテンダー」[2][3]テンプレート:Sfnや「サボテンダー（改造）」テンプレート:Sfn[4]と記載している。
- 着ぐるみはアトラクション用の流用[4]。
- テロップ完成後、ベロクロン二世（改造）とともに登場が決まったため、オープニングに記載されていない。
- ビデオ『ウルトラ怪獣伝説』では、ゼットンの命令でベムスター（改造）、ベロクロン二世（改造）、巨大ヤプール（改造）とともにタロウと戦うが、タロウのストリウム光線を受けて倒される（映像は『タロウ』流用、テンプレート:要出典範囲）。
その他
- 漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』の第9話・第10話では、ナックル星人と手を組んだヤプールによって、他の超獣と共に送り込まれる。
- 『てれびくん』に掲載された『ウルティメイトフォースゼロ アナザースペースアドベンチャー』では、ヤプールによって他の超獣と共にアナザースペースへ送りこまれてウルティメイトフォースゼロに襲いかかる。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、百体怪獣ベリュドラの胴体を構成する怪獣の1体として初代サボテンダーが登場する。
- 『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』のNEO-GL1弾に技カードとして登場。スキルは「全身針まみれ」。
- ニンテンドー3DSおよびPlayStation Portableソフト『ロストヒーローズ』では、改造サボテンダーが巨大ヤプールの配下として改造べムスターや改造べロクロン二世と共に登場する。
