ディラック定数
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テンプレート:物理定数 換算プランク定数(かんさんプランクていすう、reduced Planck constant)またはまれにディラック定数 (ディラックていすう、Dirac's constant) は、プランク定数 h を 2π で割った値を持つ定数であり、<math>\hbar</math>(ℏ Unicode U+210F、JIS X 0213 1-3-61)で表される。すなわち、
である(CODATA2010値)[1]。<math>\hbar</math> は「エイチ・バー」と読む。
軌道角運動量やスピンは常に換算プランク定数の定数倍になっている。例えば、電子のスピンは <math>\pm \frac{1}{2}{\hbar}</math> である。ただし、量子力学の分野ではプランク単位系を用いることが多く、その場合の電子のスピンは <math>\pm \frac{1}{2}</math> となる。